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新卒3年目の転職は成功するか?転職を成功させるコツは?

※本メディアはアフィリエイト等の広告を活用して記事を掲載していることがあります。本記事は企業へ取材を依頼し、取材費または試供品等をいただき記事を掲載しています。


新卒3年目で転職を考えているあなた!

 

「新卒3年目で転職したほうが良いのか、もう少し待つべきか」

「5年間は転職しないほうが市場価値が上がるって聞いたことある」 等、

 

様々な選択肢を視野に入れて、迷いに迷っているのではないでしょうか。

 

客観的なデータや、私の独自調査から、転職活動に活かせる情報をまとめてみました。

転職活動を始める前に一度、目を通してみてください。

 

3年目で離職する人はどのくらいいるのか?

新卒3年目の転職

まずは3年目で転職する人が多いのか少ないのかを見ていきましょう。

厚生労働省が発表しているデータから引用してみます。

平成26年3月卒の大学生に絞って見てみると、就職者数427,932人に対して、3年目までの離職者数は137,962人となっています。

計算すると、離職率は32.2%となります。3割以上の人が3年で辞めてしまうという現実があるようです。

転職を考えているあなたは、珍しい人ではないということですね。10人入社したら、3人は転職を考えているということですから、あなたの他にも転職を考えている人はいると考えておいて良いでしょう。

 

離職率が高い産業は?

新卒3年目の転職

離職率が高い業界は、激務だったり・古い慣習が残っていたりして、働きづらい要素が多いと考えておいて間違いないでしょう。

もちろん、離職率が高いからと言って、良い悪いは判断できませんが、他業界と比べて何かの要因が働いていると考えておいて良いと思います。

その観点で、まずは離職率が高い業界を知っておきましょう。

 

小売業:38.6%

不動産業:34.9%

宿泊業、飲食サービス業:50.2%

生活関連サービス業・娯楽業:46.3%

教育、学習支援業:45.4%

医療、福祉:37.6%

 

上記に入社3年での離職率の高い業界を記載しておきました。最も高いのは「宿泊業、飲食サービス業」となっています。

半分以上の人が3年以内に辞めているということになりますね。飲食はよく人の入れ替わりが激しいと言われますが、数値で見ると断トツですね。

こうして見てみると、BtoCの産業が多いことが分かります。一般消費者を相手にするということは、当然のことながら土日休みではないでしょうね。

離職率が高い要因として、「休み」のとり方が挙げられるのではないでしょうか。サービス業の場合、総じて休みの絶対量が少ないという点、不定期なため生活リズムを整えるのが難しいという点が挙げられます。

 

離職率が低い産業とは?

新卒3年目の転職

次に離職率が低い産業を見ていきましょう。

 

電気・ガス・熱供給・水道業:9.7%

鉱業、採石業、砂利採取業:11.9%

飲料・たばこ・飼料製造業:19%

化学工業、石油製品・石炭製品製造業:13.2%

機械関係:14.5%

非鉄金属製造業:14.8%

 

突出して低いのが、「電気・ガス・熱供給・水道業」です。電機やガスと言えば、安定している印象がありますが、規模としても大きな企業が多く、大企業の離職率が大きく反映されていると考えて良いでしょうね。

サービス業に比べて、BtoBの業種で離職率が低くなる傾向が見られました。機械や化学など、インフラ系の業種は離職率が低い傾向があります。

電気は東京電力、ガスは東京ガス、たばこはJT、化学は東レなど、思いつくだけでも毎年大量採用をしている会社がたくさんあります。

 

企業分析をしよう!

新卒3年目の転職

さて、何となく産業別の状況が見えてきたところで、次のSTEPにいきましょう。

次は企業分析です。

ここが最も重要だと言っても過言ではありません。転職しようと思っているなら、企業分析を徹底的にしましょう。

 

突然の質問ですが、給与は高いほうが良いですよね?

給与はどこから捻出されていると思いますか?

 

そう。企業の利益から分配されているわけです。であれば、儲かっている企業に入ったほうが給与が高くなる可能性は高い、少なくともポテンシャルはあると考えるのが自然です。

そこで、企業分析が重要になるわけです。

 

会社四季報を購入しよう

まずは会社四季報を購入して、どんな企業があるのか、どんな会社が伸びているのか確認してみましょう。

その際に、PBR・PERなどを参考にしたほうが良いと言いたいところですが、難しい指標が分からない時は直近3年間の従業員数、売上、利益を調べてみてください。リクナビやマイナビに出ていることもあれば、四季報に書いていることもあります。

とにかくそのぐらいの努力はしないと、「良い企業」は見つかりません。

 

業界をリスト化

そして、日経新聞や日経ビジネス、ダイヤモンド等で、多く取り上げられている業界などをピックアップしてリスト化してみましょう。そして、2~3ヶ月かけて情報を掘り下げていきましょう。

例えば、Iotがたくさん取り上げられていますが、Iotを稼働させるためにはセンサーが必要になるわけで、そのセンサーにはプリント基板が必要になります。

そうすると、プリント基板を作っている会社は今後、伸びる可能性が高いと考えられると思います。

また、最近では中国でトイレ革命が起こると言われていますが、トイレを作っているメーカーはどこか?そして、汚染処理などを手がけている企業はどこか?このあたりの企業は伸びてくる可能性があると考えても良いと思います。

こうして、業界をピックアップして、更に企業単位に落とし込んでいくことで、次なる成長企業が見えてくるわけです。

 

本当の安定とは何か?

新卒3年目の転職

産業別の離職率、企業分析と考え方を記載してきましたが、参考になる部分はありましたでしょうか。

最後に考えてほしいのが、「本当の安定とは何か?」ということです。

 

給与を高くもらっている人、成功している人に共通していることを探ってみましょう。安定した仕事を得ている人はそれなりにスキルや知識を持っていることが多く、そういった人は会社がなくなっても他社から引き合いがあり、食いっぱぐれることはありません。

むしろ、業績が悪化すると自分から潔く退職して次のSTEPへと進んでいく人が多いのではないでしょうか。それは自分自身のスキルや知識が他の会社でも通用すると自信があるからです。

一定のスキルや知識がついてしまえば、他社へいっても活躍できます。どれだけ自分に市場価値があるのか、そしてその市場価値を高めるためにはどうすれば良いのか、本質的な部分に目を向けるようにしましょう。