ベンチャー企業

楽しい時を創る企業、株式会社バンダイの夢・クリエイション

※本メディアはアフィリエイト等の広告を活用して記事を掲載していることがあります。本記事は企業へ取材を依頼し、取材費または試供品等をいただき記事を掲載しています。


こんにちは!

今回は、日本屈指のおもちゃメーカー『株式会社バンダイ』について取り上げます。株式会社バンダイといえば、おもちゃを主力商品にしている会社です。公式サイトを眺めているだけで幸せな気持ちになりますね。おもちゃは子供たちに元気と勇気をくれます。他にも、おもちゃ以外にも模型や既製服などの事業も展開しているようです。どのような事業を展開していて、どのような強みを持っているのかを分析していきましょう!

 

株式会社バンダイの歴史① 会社設立編

株式会社バンダイは各種玩具を製造、販売している会社です。「夢・クリエイション~楽しい時を作る企業」をスローガンにしています。近年の活動内容は国内にとどまらず、アジアや欧米諸国へも積極的に事業展開を行っています。

2018年には、新会社『株式会社BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)』が誕生しました。バンダイのフィギアやプラモデル事業・コンビニエンスストアの景品事業を継承した新会社です。

以下が株式会社バンダイの会社概要です。公式ホームページから引用しました。

[box title=”会社概要” box_color=”#FFDDFF” title_color=”#000000″]
  • 名称 株式会社バンダイ
  • 所在地 東京都大東区駒形1-4-8
  • 代表者 川口 勝
  • 設立 1950年7月[/box]
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次に、株式会社バンダイの歴史をみてみきましょう。創業者は山科直治という人物です。山科直治が、親族が営んでいた繊維会社「萬代産業」の玩具製造小会社として、「萬代屋」を浅草に創業したのが始まりです。山科直治は『いつの世も人の心を満たす物を作り、絶えない企業の発展を願う』という意味を込めて「萬代屋」を創業しました。『人の心を満たす物を創る』という山科直治の精神は、今なお株式会社バンダイの社員たちに受け継がれているように思います。

創業当初は、繊維会社「萬代産業」で余った布切れで作った人形を販売していました。その後、1950年に初めての「萬代屋」自社製品である『リズムボール』を発売します。『リズムボール』は、ゴムまりのようなおもちゃです。その後、『B26ナイトプレイン』が50万個以上のヒット商品となり、このヒットを機に、金属玩具が主力商品となりました。

1960年台に業績不振に陥りますが、1970年に回復。無事回復できた要因は、東映株式会社が『仮面ライダー』を創る際に、株式会社バンダイにキャラクター玩具の販売を任せたことが大きいとされています。株式会社バンダイは、キャラクター玩具専門の小会社『株式会社ポピー』を設立します。

株式会社ポピーは東映株式会社と関係性を深め、『仮面ライダー』だけではなく、『ゴジラ』や『ウルトラマン』や『スーパー戦隊シリーズ』などの玩具を次々と販売。作品の世界観やキャラクターを使用した玩具・雑貨・既製服などを商品化し、ヒット商品を世に送り出し続けました。

 

株式会社バンダイの歴史② テレビゲーム人気の影で…玩具メーカーの挑戦

1970年に東映株式会社とタッグを組むことで業績を回復させ、再び順調な成長を続けていた株式会社バンダイでしたが、1980年代から玩具業界に大きな変化が起こります。

そう、テレビゲームの誕生です。

テレビゲームの発売で、任天堂セガなどのゲーム会社はまたたく間に急成長しました。1980年代中盤から後半にかけて、任天堂やセガが、バンダイの売上を追い抜きます。

しかし、株式会社バンダイは、この時代の流れに上手く対応しました。任天堂やセガと争うのではなく、あくまでも消費者が求めている玩具を世に送り出すことを第一と考えたのでしょう。任天堂の人気商品であった『ファミリーコンピュータ(ファミコン)』をはじめとする他社ハードの第三者団体となり、ゲームソフトの製造・販売を手がけるようになったのです。

社内ではこうした対応に反発の声もあったようですが、株式会社バンダイが発売したファミコンソフト第一弾の『キン肉マン マッスルタッグマッチ』が大ヒットしたため、ゲームソフトの販売は起動に乗りました。

「ライバル会社にどうやったら勝てるか」という思考も大事だと思いますが、「ライバル会社と業務提携をし、お互いに協力することでより良い商品を生み出そう」と考えられることはとても素敵だと思います。

 

株式会社バンダイの歴史③ たまごっちが社会現象に!

株式会社バンダイは1990年代前半に再び経営不振に陥ります。同じく経営不振が続いていたセガと合併して「セガバンダイ」を創るという構想まで出ていましたが、1996年にこれまでの経営不振を一気に吹き飛ばす起死回生の爆発的大ヒット商品を生み出すのです。

『たまごっち』の大ヒットです。『たまごっち』は1996年11月に、株式会社バンダイが発売したキーチェーンゲームです。餌や糞のお世話をして育てていくことで、様々なキャラクターに変身するというゲームです。餌をやり忘れたり、糞の始末をしないと、起源が悪くなり、最悪の場合死んでしまいます。「ペットを飼う」ことができる携帯ゲームでり、時計機能もついているため時計としても使用できます。

「たまご型のかわいいフォルム」「持ち運び便利な携帯できる大きさ」「一台1,980円という学生も手が出せるお値段」など、女子高校生をメインターゲットとした商品でした。1997年に社会現象となるほどの大ヒットとなり、当初想定していた女子高校生以外の層にも爆発的人気となりました。

私も『たまごっち』は3台持っていましたが、品薄で最初に手に入れるまでに半年ほどかかった覚えがあります。学校にいる間は母に『たまごっち』を預けていたのですが、母もハマってしまい親子で楽しく遊んでいましたね(笑)。社会現象になっていた1997年は、徹夜で並ぶ客の姿が連日マスコミに放送されました。忙しい人がたまごっちを預けるために、「たまごっち託児所」ができたという噂もあります。

誕生から20年経った2016年時点でのたまごっちの総売上は、なんと「8100万個」。今ではブームは沈静化しましたし、最近の女子高校生の間では「携帯ゲーム」が主流なので、たまごっちが入る隙間はなさそうです。しかし、株式会社バンダイは、メインターゲットを小学生に変更し、小学生向けにたまごっちを開発しています。(関連記事「たまごっち」誕生20年 まだまだ成長中

 

株式会社バンダイの採用に関する口コミは?

次に、株式会社バンダイで実際に働いている人たち口コミを良い面、悪い面から確認しましょう。玩具メーカーへの採用を検討している人は、是非みてください。

まずは良い面の口コミにはどんなものがあるのでしょうか。

自分で何かを考えて、商品を開発したいと考えている人にとってはたくさんのチャンスがもらえる会社です。かなり権限委託がある会社なので、企画から実現までいろいろと挑戦することが出来る企業だと言えます。

バンダイでは数えきれないほどの商品が次々と誕生しています。それは社員一人一人が、より楽しい商品を開発しようというモチベーションを持っているからなのでしょう。そして会社も社員のモチベーションを落とさないような企業体制が組んでいることがよくわかります。

人気キャラの商品を販売すれば一定の売り上げを見込めるため、会社の安定性はかなり高いです。また、海外展開に関しては近年力を入れ始めたという事もあって、まだまだ可能性を秘めているので、今後急激に成長するかもしれません。

人気キャラがいるというのは、会社にとってはとても強みになるポイントの一つです。ある程度の売り上げを販売前から期待できるというのは、企業が安定して事業を続ける上での大きなメリットだと言えます。株式会社バンダイが海外展開に力を入れ始めたのは2015年度からなので、これからまだまだチャレンジすることがく、可能性は秘めている会社だと言えます。

一方、あまり良くない口コミも確認しましょう。

仕事の忙しさはどこの部門に配属されるかでかなり変わってきます。特に企画業務に配属されたときは常に頭の中で新商品の開発のことを考えないといけないので、仕事とプライベートの両立がとても難しいです。

企画部門は新しい商品を開発する一番の肝になるため、常に新商品に向けてのアイデアを出す必要があるのは大変だと言えます。しかしその分、企画が通ったときは、やりがいになると思います。

自分が考えた企画が通り、新しい商品の開発までに至ったときの達成感は他の部署では決して味わえないほど大きいですが、そこに至るまでの道のりは決して楽ではないという事が良く分かります。

ボーナスが収入の大きなウエイトを占めているので、業績が悪化したときは大幅に下がります。業績に収入が大きく左右されることもあって調子のよい部と調子が悪い部との開きが大きいです。

ボーナスは企業が自社の成績によって金額を決めることが出来ますし、必ずもらえるものではありません。確かにヒット商品がなければ業績は大きく低下します。そのため、売り上げに収入が左右されるのは、バンダイが扱っている商品を考えれば仕方がない点でしょう。ただし部署によって大きく差が開くと不公平感を感じる人もいるかもしれませんね。

 

株式会社バンダイの商品に関する口コミは?

次に、株式会社バンダイの商品を実際に購入し、愛用している人の口コミを見ていきましょう。まずは高評価している人の意見です。

私は某ロボットアニメのファンです。子供の頃はたくさんプラモデルを作っていましたが、今回息子にせがまれておよそ30年ぶりに購入することとなりました。そして昔のプラモデルと現在のプラモデルとのあまりの違いにびっくりしました。まず接着剤が一切必要ありません。手を接着剤まみれにしながら作っていたころとは大違いです。更に色分けもとても細かくなされており、自分で色を塗らなくてもある程度それらしくなります。この30年の進化をまざまざと見せつけられました。

某プラモデルの進化に驚いているのがよくわかります。株式会社バンダイが現状に満足することなく、常により良い商品を研究し、開発していることがこの評価からよく伝わってきます。

子どもが某特撮ヒーローのファンなので、今回変身ベルトを購入しました。子どもには少し重いかなと感じましたが、実際にはそれほど問題ではありませんでした。音声もとても忠実ですし、ピカピカ光るギミックも劇中そのもので、喜んで遊んでいます。バンダイの商品は再現度が高いので安心して購入できます。

子どもは細かいところまで見ているので、少しでも違いがあると遊ばなくなります。バンダイ側も良く分かっていて、商品を開発する際には「いかに本物に近づけるか」という事をとても大切にしています。ですからバンダイの商品はとても高い信頼性を得ていてリピーターが多いのです。

一方、あまり良くない口コミも確認しましょう。

・某妖怪アニメのアイテムが欲しいと子供が言っていたのですが品薄だったので、手に入れることが出来ませんでした。今回やっと予約が出来るとのことなので予約し、当日に取りに行ったらお店には同じ商品が山積みになって売られていました。品薄によって定価以上の値段で購入した人もたくさんいます。これだけ山積みになるまで増産できるのであればもう少し早めに対処できたのではないでしょうか。

某妖怪アニメのアイテムが品薄になったことは、テレビでも大きなニュースとして取り上げられました。この現象を悪用し、転売してお金を儲けている人や、詐欺まがいの事をしていた大人もいて、実際に被害に遭った人もいます。バンダイ側も品薄なのは把握していたでしょうから、余るほど増産できるのであればもっと早く対処してほしいという意見が出るのも仕方ないでしょう。

 

まとめ

株式会社バンダイは、「楽しい時を作る企業」をスローガンに、人々が楽しめる玩具を作っています。あまった布切れから人形を作っていた創業時からその精神は変わりません。戦隊ヒーローモノの商品や、ゲームソフトなどのヒット商品を多数生み出しています。1996年に販売した『たまごっち』は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなりました。

株式会社バンダイの実際に働いている人の評判をまとめると、新しい商品開発が積極的におこなわれているため、「自分のアイデアを形にしたい」という人にとってはとても良い会社だという事が分かります。ただ、商品開発するまでは決して楽ではないというのも事実です。そして、会社の売上に貢献できるかどうかは、配属された部署によってかなり差がある企業のようです。

実際に商品を手に取り、愛用している人からの評判は、「とにかく作品に忠実な商品が多い」という意見が多いです。バンダイの商品に対しては高い信頼性を持っている人がほとんどなので、安心して購入できるという人が多く、一度買えばリピーターになる人がとても多いという事が分かります。

また、同じような商品を出していても昔と現在とでは大きく変化していて、久しぶりに手に取った人からは「子供の時に自分が手に取って遊んでいたものからのあまりの違いに驚いた」という意見も多く見られました。

一方で、商品が大ヒットした場合の対処が遅いのではないかという意見もあります。バンダイ側もどの商品が大ヒットするのかを予測することが不可能なので対処をすることは難しいですが、品薄なのを早めに察知し対策をとらなければ、企業全体の評価に大きく影響するので、改善の余地があるテーマの一つです。