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熱海土砂災害と麦島善光氏との関係を調査!発生源の盛り土はいつ行われた?

麦島善光氏は実業家であり、学校法人の理事長も務める人物です。
自身で立ち上げた会社を一代で成長させた実績や経営手腕は、今でも高く評価されています。
そんな麦島氏は、別の話題でも注目されています。
その話題とは、2021年7月に熱海で発生した大規模な土砂災害です。
ネットでは土砂災害の発生に麦島氏が関係しているという噂が広まっていますが、実際にところはどうなのでしょうか?
今回は麦島善光氏の実績や手腕、熱海の土砂災害との関係性について調べてみました。
麦島氏や土砂災害の詳細について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

土地所有者の麦島善光氏とはどんな人物?

麦島善光氏は土砂災害が発生した土地を保有していたため、事件の渦中に巻き込まれています。
熱海の土砂災害をきっかけに麦島氏の名前を知った方も多いでしょう。
まずは麦島氏がどのような人物なのか、実績や実業家としての手腕についてご紹介します。

麦島善光の経歴・実績

麦島善光氏は1936年に長野県で誕生しました。
1958年に建設会社を立ち上げていて、当時22歳という若さで経営者になります。
さらに1972年には、管理業務や分譲業務など不動産サービスを総合的に手掛ける会社を設立します。
1986年からバブル景気が発生しますが、麦島氏は堅実に経営を続けました。
その結果、バブル崩壊後は経営破綻する企業が増える一方で、麦島氏の会社はその波にのまれることはありませんでした。
麦島氏は自社の営業所を東京や大阪にも作り、名古屋にも新しい社屋を完成させ、営業エリアを拡大していきます。
そして、2004年にはホールディングス化し、グループ会社を統括しました。
ホールディングス化した企業や建設会社の代表取締役会長兼社長を務めていましたが、2015年3月に退任しています。
現在は複数の学校法人の理事長を務めており、学校経営にも参入しています。

実業家としての実力

麦島氏が立ち上げたホールディングスには、複数のグループ会社が傘下にいます。
1999年から積極的にM&Aを実施していき、企業を成長させていきました。
いずれのグループ会社もそれぞれで主体事業を展開しており、幅広いサービスを提供できる体制を整えています。
一代で複数の会社を統括するほどの企業に成長させているので、麦島氏は実業家として十分な実力があったことを窺い知れます。

熱海の土砂災害とは?盛り土はいつから行われた?

熱海の土砂災害の発生源は盛り土にあったとされています。
麦島氏はその盛り土箇所の現所有者となっていますが、盛り土自体はいつ行われたのでしょうか?
土砂災害の詳細や盛り土が行われた時期についてご紹介します。

熱海の土砂災害の詳細

2021年7月3日の午前10時半頃、静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で大規模な土砂災害が発生しました。
当時、東海地方から関東地方南部にかけて記録的な大雨が降っていました。
現場近くの綱代では、3日15時20分までの48時間で321mmの降水量を記録しています。
朝8時過ぎの時点で住民は逢初川近くの道路で大量の泥水が流れている光景を目にしていました。
そして、10時半頃に大規模な土石流が発生し、多くの民家などを巻き込みながら流下していきました。
土石流は約1kmにわたって流れたとされており、131棟の住宅が被害を受けたと報道されています。
また、小さいものも含めて10回以上も土石流が発生したとみられています。

盛り土が被害拡大につながった可能性

熱海の土砂災害は盛り土が発生源とされています。
この盛り土は、熱海市条例に基づいて高さ15m、約3.6㎡で土を盛るという計画で熱海市に申請されていました。
しかし、災害後の調査では申請よりも2倍以上の土が盛られていたことが明らかになりました。
安全基準に則って盛り土が行われていなかった可能性があり、それが被害を拡大させたのではないかと考えられています。

盛り土はいつ行われたのか?

そもそも盛り土は誰がいつ行ったのか、ここで土砂災害発生までの時系列をご紹介します。

2006年:前所有者が土地を購入
2007年:盛り土を実施
2011年:工事終了後、熱海市が土地を一時差し押さえ(前所有者の資金繰り悪化のため)
2011年:麦島善光氏が土地を取得、付近の土地で太陽光パネルの開発を開始
2021年7月3日:記録的な豪雨で盛り土地域から土石流が発生

麦島氏が土地を買う前は、別の会社が別荘地開発を目的に所有していたそうです。
土地開発にあたり盛り土も前所有者が行っており、工事は麦島氏が土地を購入する前に終わっているので、盛り土自体は麦島氏が土地を取得する以前に行われていたことがわかります。

土砂災害が起こった要因を考察

被害拡大は不適切な盛り土にあると見られていますが、そもそもどうして土石流が発生してしまったのでしょうか?
土砂災害につながった要因について考察してみました。

豪雨の影響

7月上旬は西日本を中心に大雨が降りやすい傾向にあり、豪雨災害も起きやすいと言われています。
実際、土砂災害発生当時は西日本で大雨が降っていて、現地の降水量は観測史上最大を記録しているので、土砂崩れは豪雨が関係していると言えるでしょう。
また、その土地で降った雨が何年もかけて盛り土に溜まってしまい、地盤が滑りやすい状態になっていた可能性があります。
そして、豪雨をきっかけに土砂崩れが起きてしまったのでしょう。

排水設備が適切に設置されていなかった?

熱海市が受理した計画書では、災害の対策として地中排水設備や砂防ダムの設置などが計画されていました。
しかし、県が実施した調査によれば、排水設備があった痕跡や対策の記録を確認できなかったそうです。
安全基準に則って盛り土がされていなかっただけではなく、地中に雨水を溜め込まないための排水設備などが適切に設置されなかったことも、土砂崩れを起こす要因になった可能性があるでしょう。

行政も責任を取らされる可能性あり?

被災者や遺族は、土地の現所有者である麦島善光氏と前所有者などに損害賠償を求める裁判を起こしています。
裁判の判決次第では、麦島氏は責任を取らなければならないでしょう。
その一方で、行政側も責任と取る可能性が出てきています。
土地の前所有者は盛り土に木くずを埋めるなど問題行動を繰り返し行っていたそうです。
土砂崩れの危険性を認識していた県と市は、繰り返し業者に指導を行っていました。
しかし、その指導は無視されてしまいます。
市と県は行政指導では限界があると感じ、命令が必要と安全対策の処置命令の発令を検討していました。
ところが、その検討は見送られていたそうです。
もしも処置命令の発令や盛り土を行った業者に厳しい処分が下っていれば、被害の規模を抑えられた可能性はあるでしょう。
熱海の土砂災害をきっかけに、静岡県では盛り土に関する新しい条例を設ける方針を固めています。
今後は地方自治法の上限である「2年以下の懲役」というより厳しい罰則が設けられるようなので、今後は不適切な盛り土に対しては厳しい対処が実施されると期待されます。
しかし、災害が起きた後の発生なので、本来であればこの事案に対して行政が先手を打つ必要があったと言えます。
裁判や調査の進行によっては、行政にも責任が追及される可能性があるでしょう。

まとめ

今回は熱海の土砂災害と土地の所有者である麦島善光氏についてご紹介しました。
発生源である問題の盛り土は、麦島氏が所有する前に行われており、不適切な工事に関わっていた証拠は現時点で見つかっていません。
しかし、災害発生時点で所有者であることから、麦島氏は法律上責任を負わなければならない立場にいます。
ただし、不正な工事に関わっていないのであれば、契約不適合責任の観点から前所有者に対して、契約解除の申し立てや損害賠償の請求が行われる可能性もあります。
また、不適切な工事に対して行政が命令を見送っていたことも判明しており、行政の指導不足も指摘されています。
そのため、行政も責任を負う立場になる可能性もあります。
実際に誰に責任が問われるのかは、現在行われている裁判で明らかになるでしょう。

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