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TATERU×Robot Homeがもたらす未来のIoT賃貸住宅

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こんにちは!

本日は、株式会社TATERUと子会社であるRobot Homeが生み出した新しい賃貸住宅について取り上げてみます。

 

皆さんはアパートなどの不動産管理というとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?

不動産管理は家賃収入が得られるので不労所得で生活できるようになりますが、実際には土地選びやアパート建築、空室対策、メンテナンスなど時間と手間をかけて行うものです。

しかし、株式会社TATERUとその子会社であるRobot Homeが提供している不動産管理サービスは、新しい不動産管理の形であり、これまでになかったサービスとなっています。

一体どのようなサービスであり、入居者やオーナーにとってどんなメリットがあるのでしょう?

今回は、TATERUとRobot Homeが提供する不動産管理サービスをご紹介していきましょう。

 

 

TATERUIoTに注力する理由

TATERUは、IoTを活用した不動産管理を行っている会社です。

これまでの不動産業界では、IoTなどの最先端の技術を取り入れることはなく、従来のやり方を重視する傾向がありました。

しかし、リーマン・ショックをきっかけに不動産業界の需要は落ち込みを見せます。

従来の不動産業界のやり方というのは、土地などの在庫を持っていることが必要で、たくさんの在庫を抱えていました。

この在庫がリーマン・ショックの影響で、大きな打撃を受けることになったのです。

TATERUも例外ではなく、多額の借り入れがあるにも関わらず、事業の需要は低迷していきました。

そんな時に、これまでのやり方を続けていては、同じような金融危機が訪れてしまった場合に同じ苦しみを味わうことになるのではないかと考えます。

そこで、これまで不動産業界で常識だと言われていたことを覆す取り組みをTATERUは始めました。

その取り組みが、IoTを活用した不動産管理やIoTアパートメントの建設などです。

IoTを活用した不動産管理やIoTアパートメントの建設は、在庫を持たないビジネスモデルなので、これまでの不動産業界では考えられないものでした。

しかし、在庫を持たずに土地のマッチングからアパートの建設、アパート経営のサポートまでトータルでサポートがしてもらえる仕組みになっているため、アパート経営者にとってもTATERUにとっても有益なビジネスモデルだと言えるでしょう。

ただ、このようなビジネスモデルを採用している不動産会社はなかったため、当初はなかなか理解を得られなかったと言います。

それでもTATERUは、IoTを活用したビジネスモデルが有益なものであり、IoTアパートメントやIoT住宅は利便性が良いものであるということを伝え続けました。

その結果、少しずつ考え方に賛同者が増えていき、IoTを活用したビジネスモデルやIoTアパートメント、IoT住宅に対する理解が深まっていきました。

 

TATERUがここまでIoTに注力しているのは、やはりリーマン・ショックでの経験を活かしたビジネスモデルを構築していかなければ、これからの時代生き残ることが難しいと感じたからではないかと考えられます。

また、IT化が様々な分野で進んでいるという側面からも、最先端の技術を不動産業界でも取り入れていかなければ、不動産業界が時代の流れに取り残されてしまうという思いもあったのではないでしょうか。

 

 

Robot Homeはスマートホームを実現するIoT技術を開発

Robot Homeは、TATERUの子会社でIoTデバイスの開発を行っています。

TATERUのグループ会社が提供しているTATERU Apartmentというデザインアパートでは、Robot Homeが手掛けているIoTデバイスを標準搭載していて、最先端のスマートホームを作り上げています。

では、Robot Homeが手掛けているIoTデバイスにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

・CENTRAL CONTROLLER

CENTRAL CONTROLLERは、生活の中で発生するトラブルを相談したり、退去時の連絡をしたりといった入居者のサポートを行うネットワークを提供するタブレットです。

CENTRAL CONTROLLERを家電やIoTデバイスに接続することで、それぞれの入居者のライフスタイルにあったサービスを提供します。

また、CENTRAL CONTROLLERは物件のコンシェルジュのような役割も持っているので、入居者が生活しやすい快適なアパートを作れるということになるでしょう。

 

・NATURE SENSOR REMOTE CONTROLLER

NATURE SENSOR REMOTE CONTROLLERは、室内の温度や湿度などをチェックできるIoTデバイスです。

エアコンやテレビなどの家電をワンタップで操作できるので、スムーズな生活動線を確保しやすくなります。

またNATURE SENSOR REMOTE CONTROLLERを使うと、外出先からも家電の操作ができるのです。

そのため、入居者が帰宅する時間に合わせて室内の温度や湿度を調節できるということになります。

 

・TAG SECURITY

TAG SECURITYは、窓に取り付けることで、窓の開閉や揺れを感知して知らせてくれるIoTデバイスです。

TAG SECURITYが何らかの異常を感知するとアラームが鳴り、スマートフォンに知らせてくれます。

またTAG SECURITYは、簡単に取り外せるシールで固定されています。

そのため、大きな工事をすることなく簡単に取り付けができます。

 

・SMART LOCK

SMART LOCKは、扉が閉まると自動で鍵を閉めてくれるIoTデバイスです。

鍵を開ける時は、アプリやテンキー、交通系のIC系カード、鍵のどれかを選べます。

もしも不正に鍵が開けられてしまった場合は、警報音やアプリへの通知で知らせてくれます。

SMART LOCKの設置には特別な工事も必要ないので、既存のアパートにも取り付けが可能です。

SMART LOCKを取り付けることによって入居者が安心して暮らせる環境を作り出せるでしょう。

 

・SMART LIGHT

SMART LIGHTは照明を好みのトーンにコントロールできます。

もし電気の消し忘れに気づいた場合でも、外出先からオフすることも可能です。

 

Robot Homeは、このようなIoTデバイスを駆使したスマートホームを提供しています。

より暮らしやすい環境を提供していくためには、さらなるIoTデバイスの開発をしていくのではないかと考えられます。

 

 

Robot Homeはオーナーにとってもメリットがある不動産管理技術も開発

Robot Homeは、入居者にとってメリットが大きいスマートホームを手掛けていますが、アパートオーナーにとってもメリットがある技術開発を行っているのです。

では、Robot Homeが手掛けているアパートオーナーにとってもメリットがある技術開発とはどのようなものかみていきましょう。

 

■TATERU Apartmentでワンストップのサービスを提供

Robot Homeは、TATERU ApartmentというTATERUが手掛けているサービスと連携しています。

TATERU Apartmentは、土地のマッチングからアパートの建設、アパート経営のサポートまでトータルでサポートするサービスで、従来の不動産賃貸の面倒な部分を極力カットしたものになっています。

TATERU Apartmentを導入することによって、初めて不動産管理を行う人でも参入しやすくなったと言えるのではないでしょうか。

 

■Apartment kitというアプリで物件の管理も楽に

Apartment kitは、物件の状況を簡単にチェックできるアプリです。

アパートの稼働率や空室状況を記載しているサイトへのアクセス数などを確認できます。

Apartment kitを活用するメリットもあります。

1つ目のメリットは、入居者募集の流れが簡単だということです。

従来の不動産賃貸では、電話やメールでの連絡が必須でしたが、それらをすべてカットできます。

そのため、入居までの時間を大幅に短くできるのです。

2つ目は、データを活用することで周辺の賃貸物件との差別化を図れるということです。

アパート周辺の家賃の相場や人口密度などといった地域情報を手軽に確認できるので、賃貸経営において必要なデータをフル活用できます。

つまり、精度の高い賃貸経営ができるようになると言えるでしょう。

3つ目は、管理会社とチャットでやりとりができるので、困ったことがあればすぐに相談できるということです。

賃貸経営をしていると、何かと困りごとが出てくるでしょう。

入居者に関することや家賃に関すること、空室対策に関することなど様々な困り事が考えられます。

気軽に相談できる場所があることで、アパートオーナーの不安も解消されやすくなり、より良いサービスが提供できるのではないかと考えられます。

 

このようなスマートホームなど最先端の不動産管理技術を取り入れることで、IoTアパートメントのオーナーとしてのメリットを感じやすくなることでしょう。

 

 

TATERU×Robot Homeがもたらす未来のIoT賃貸住宅

TATERUとRobot Homeは、前述したように最先端の技術を取り入れた不動産賃貸を実現しています。

まだまだIoT賃貸住宅の存在は、メジャーなものではありませんが、徐々に浸透し始めています。

しかし、IT化が加速している今、TATERUやRobot Homeが手掛けているようなIoT賃貸住宅が普通になる時代もそう遠くはないかもしれません。

では、TATERUやRobot Homeが手掛けているようなIoT賃貸住宅は将来的にどのように発展していくのか予想していきましょう。

 

■高齢者の見守りや犯罪防止など機能を拡張していく可能性

現在Robot Homeが手掛けているIoTデバイスでは、不審者の侵入を感知する機能はあっても侵入されることを防ぐ機能は備わっていません。

CENTRAL CONTROLLERなどのタブレットにカメラを取り付け、録画ができれば侵入者がどのような人物なのかを割り出せます。

しかし、室内を録画しておくことに抵抗がある入居者もいるため、そこまでの仕組みは備えていないそうです。

その他にも、機能を拡張することで1人暮らしの高齢者の見守りもできるようになるでしょう。

離れた所に住む家族がアプリを使って鍵の開閉状況などから、安否確認もできるようになると考えられます。

 

■将来性を考えたIoTデバイスの開発が求められる

SMART LOCKなどのIoTデバイスを導入している不動産会社は増えていて、外出先からも室内の家電を自由に操作できるという仕組みが浸透し始めています。

しかし、1つの機能があるIoTデバイスだけでは継続したメリットを提供できるとは考えにくいため、機能を拡張できるようなIoTデバイスを取り入れることがこれからの課題になっていくのではないかと考えられます。

機能を拡張していくためには、どのような機能が必要なのかを把握しなければいけないので、今の段階ではどのような機能を拡張すべきなのかという方向性を定める時期だとも言えるでしょう。

 

バブル期にも、外出先からエアコンや照明などを操作できるテレコントロールというシステムが話題になりましたが、ほとんど浸透しないまま廃れてしまいました。

テレコントロールの二の舞にならないためには、どのような機能が必要なのかを考えていくことが重要になるでしょう。