本日は、マリモ地方創生リート投資法人について取り上げてみます。
読者の皆様は「投資法人」についてどんなイメージを持たれていますでしょうか。私は投資専門にしているエリート集団というイメージです。
あまり有名な企業ではありませんが、着実に成果を上げてきている投資法人です。
虎ノ門の不動産投資法人、日本全国で活動
マリモ地方創生リート投資法人は、東京都港区の虎ノ門を拠点としている不動産投資法人です。
全国の分譲マンション開発の実績を誇る株式会社マリモや京王電鉄株式会社の子会社である株式会社リビタといった不動産会社からの支援を受けて、日本全国にある不動産マーケットを利用した地方に特化した不動産投資を行っています。
地方の不動産投資を中心となった統合型ポートフォリオを構築しており、高い投資利回りと安定する収益を目指しています。
地方創生をキーワードに投資
マリモ地方創生リート投資法人の強みとしては、「地方創生」をキーワードに、商業施設やホテル、オフィス、レジデンスなど、様々な不動産への投資を図りポートフォリオを構築しているという点です。
投資対象は主にレジデンスや商業施設となりますが、地方が7割以上、東京や神奈川、千葉、埼玉といった関東圏は3割以下でポートフォリオを構築しています。
リートというと主に首都圏といった不動産的にも人気の高いエリアで行われることが多いのですが、マリモ地方創生リート投資法人では株式会社マリモや株式会社リビタといった会社からの優先的物件情報を提供してもらうことで、事業の成長へとつなげています。
口コミ評判を検索、調査
マリモ地方創生リート投資法人の商品に対する口コミを見ると下記のような口コミが見られました。
7%の分配金にひかれ、買い増ししました。
NISAでもここを選びました。
地方がメインというのもリスク分散の点で気に入りました。
2月14日に第2期、第3期を上方修正したことも好感ですし、
これからも期待にこたえてくれると信じています。
平均鑑定NOI利回りが相対的に高く、ポテンシャルは高いと思います。
この口コミは2017年のものとなるため現在と状況は異なりますが、地方をメインとした不動産投資に魅力を感じている人が多いようです。
ポートフォリオも各地方の不動産投資がメインとなっていますが、実際には3割程度が関東圏内での不動産投資であり、万が一地方の不動産投資で損失を出してしまった場合もある程度はカバーされるのではないかと考えられます。
もし実際にマリモ地方創生リート投資法人で投資運用を行なった場合、分配金などはどうなるのでしょう?
2017年12月期の確定分配金を見ると、1口あたりの分配金合計は3,431円となっており、予想分配金としては2018年6月期を見ると1口あたりの分配金合計は3,425円と確定分配金よりも若干価格が下がっています。
ただ、不動産の取得や売却、不動産市場の推移が変化したりすれば予想分配金が変わる可能性も十分に考えられるでしょう。
営業利益で見れば前期と比べて2017年12月期の方が上がっているのですが、当期純利益や純資産額が下がっていることが影響し、分配金も下がってしまっています。
稼働率の推移を見るとレジデンスが若干下がっていますが、商業施設やホテル、オフィスは横ばいの状況です。
全体の稼働率は98%以上を保てているので効率的な運用ができていると言えるでしょう。
採用情報を収集、少数精鋭の部隊
続いてマリモ地方創生リート投資法人の採用に関する口コミ&評判を見ていきましょう。
マリモ地方創生リート投資法人は法人団体であるため、従業員を雇うことができません。
若干名の役員で稼働している状態です。
そこで、マリモ地方創生リート投資法人の資産運用会社にあたるマリモ・アセットマネジメント株式会社の採用に関する口コミや評判を見ていきましょう。
実際、マリモ地方創生リート投資法人の執行役員を務める北方隆士氏は、現任でマリモ・アセットマネジメント株式会社の代表取締役社長を務めているため、人事に関しても深く関わっていると考えられます。
スポンサーであるマリモは46年間黒字経営で不動産業界では珍しく堅実経営を行っている点で安心感がある。
マリモ・アセットマネジメント株式会社の特徴の一つでもあるスポンサーの株式会社マリモが、長年不動産経営を行ってきた会社であることから、不動産投資の部門で働くことにも比較的安心感があるという点を評価している口コミが見られました。
マリモ・アセットマネジメント株式会社自体は2015年設立であり、マリモ地方創生リート投資法人についても2016年から東京証券取引所不動産投資信託市場に上場しています。
そのため、そこまで実績があるというわけではないのですが、スポンサーとなる会社が不動産事業での実績を豊富に持っており、そのノウハウや知識などが活かされていると言えるでしょう。
また、次のような口コミも見られました。
設立1年未満で教育についてはOJT主流。専門性が高く、自分で学ぶ事が問われるが、会社がカバーしてくれればもっと良くなる。
OJTが主流ということで自分から積極的に学んでいく姿勢が中心となっているようです。
ただ、これはマリモ・アセットマネジメント株式会社だけではありませんが、マリモグループ全体の取り組みとしてOJT体制を取り入れており、他にも社内・社外研修やeラーニング、自己啓発プログラムを取り入れ人材育成を行っているようです。
この口コミがされたのが2016年頃と、まだマリモ・アセットマネジメント株式会社やマリモ地方創生リート投資法人が設立されたばかりの頃です。
そのため、まだ人材育成に関して不十分なところがあったのかもしれません。
現在の詳しい状況はわかりませんが、マリモグループとして育成制度の構築が進んでいるのではないでしょうか。
現在マリモ・アセットマネジメント株式会社ではアセットマネージャーを募集しています。
地方の収益不動産の仕入れが業務のメインとなるのですが、福利厚生は昇給や賞与、手当、さらにパソコンやスマホの貸与といったものもあり、充実した内容であると言えます。
1ヶ月あたり40時間程度の残業が発生する可能性もあるようですが、残業手当や時間超過分は別途支給されるので安心です。
仕事とライフスタイルの両立にも十分つながっていくことでしょう。
ただ、仕事は地方の収益不動産を探すために情報収集を行うのですが、情報収集の仕方は個人に任せられており、自由に探すことができます。
効率的な探し方が見つかればメリットにつながるのですが、入社してすぐだと自由なスタイルに戸惑ってしまう可能性は高いです。
OJT教育を積極的に活用し、情報収集のやり方を学んでいくことも重要と言えます。
マリモ地方創生リート投資法人のまとめ
マリモ地方創生リート投資法人の口コミや評判についてご紹介してきました。
全体的に口コミの数は少なかったものの、商品やサービス、採用についても悪い評判はほとんど見つかりませんでした。
地方創生を基本理念としているマリモ地方創生リート投資法人は、地方の不動産にポートフォリオを重視している反面、しっかりと分散されるように都市部にも不動産投資を行っています。
今後地方創生が進んでいけば、マリモ地方創生リート投資法人も活発な動きが見られることでしょう。
また、採用に関しても比較的働きやすい環境が整っていると言えます。
中途採用での募集であり、職種未経験者・第二新卒者も応募可能なので、宅地建物取引士の資格を持っているという方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
マリモ地方創生リート投資法人は、投資する側にとっても、働く側にとっても、将来性の高い投資法人です。
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