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夢がかなう場所!オリエンタルランドが1日に7万人を魅了する理由

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今回はオリエンタルランドを取り上げてみます。

ディズニーランドやディズニーシーを運営している会社として有名ですね。昨年2017年7月31日には、ディズニーランドとディズニーシーの総来場者数が、7億人の大台を突破しました。混雑時には1日7万人が来場すると言われています。ディズニーランドの裏側や採用情報など、詳細を調べてみました!

 

オリエンタルランドの事業内容・歴史をご紹介

株式会社オリエンタルランドは、1960年7月11日に創業しました。創業以来、順調な成長を続け、1996年12月に東証一部に上場しました。現在では、資本金は632億112万7000円、従業員数は正社員3,361名、準社員1万8,528名、合計2万1,889名(2017年4月時点)の規模を誇る大企業です。

オリエンタルランドの事業内容については、改めて説明する必要はないでしょう。周知のとおり、東京ディズニーランドの経営および運営、不動産賃貸を事業内容としています。ディズニーランドは、日本で最も人気なテーマパークと言っても過言ではないでしょう。ちなみに、オリエンタルランドは、ディズニーの著作権などの知的財産については扱っていません。

オリエンタルランドの沿革は、商業地や住宅地、大規模レジャー施設建設を目指したのが始まりです。1962年にはウォルト・ディズニーカンパニーを表敬訪問し、相互信頼を高めました。

その後、1974年12月に業務提携について基本合意を締結し、1979年4月に東京ディズニーランドのライセンスや設計・建設他の契約を結びました。これがディズニーランドが誕生した背景です。ディズニーランドは、1983年4月に開園を皮切りに、世界屈指のテーマパークへと成長しています。

 

アメリカの元祖ディズニーランドの歴史をご紹介

次に、世界各国のディズニーランドの歴史についてご紹介します。

世界各国にウォルト・ディズニー社が運営するテーマパークが存在します。その中で最初に建設されたのは、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のアナハイム市の南西部に位置し、1955年にオープンした「ディズニー・ランド・リゾート」です。

アメリカ国内をはじめ、日本・フランス・中国など世界各国に展開しているディズニーランド・リゾートの中心的存在となっています。オープンから現在に至るまで、アメリカ国内のみならず、世界中で最も有名で利用客の多いテーマパークとなっており、各国の王族や首脳も数多く訪れています。昭和天皇と皇后陛下も訪れたことがあります。

アメリカのディズニー・ランドを建設したのは、ウォルト・ディズニーです。ディズニーの生みの親として世界的に有名ですね。彼は幼少期に「遊園地が楽しいのは子供だけだ」と感じたそうで、その経験を活かして「大人も子供も楽しめる遊園地を作りたい」と考えたそうです。

当初の計画では、ディズニー社の社員のための自社施設という規模でしたが、第二次世界大戦後に当初の計画が大幅に拡張されました。テーマパークの事業資金を集めるために、ウォルト・ディズニーが頭の中で描いていた夢の国を映像化し、テレビ番組として放送することにしました。1954年から『ディズニーランド』という番組が放送されました。

テレビ放送のおかげで事業資金が豊かになり、テーマパークの着工を開始。1955年に正式オープンとなりました。オープン後は順調に来客者数を増やし続け、新たにスペース・マウンテンやビッグサンダーマウンテンなどの人気アトラクションを生み出しました。ウォルト・ディズニーの死後も、彼の意志は後世の者に引き継がれ、夢の国は広がり続けています。

 

オリエンタルランドの事業内容・強みは?

オリエンタルランドの強みは、なんと言っても、「『ウォルト・ディズニー』と提携していること」でしょう。『ウォルト・ディズニー社』は、アニメや映画作品など、多彩で充実したコンテンツを所有しています。

加えて、2017年12月14日に『21世紀フォックス』のテレビ・映画部門を買収したことで、さらに世界屈指のコンテンツ帝国へと成長しました。これにより今まで登場しなかったコンテンツもオリエンタルランドの新たなアトラクションとして楽しめるはずです。

また、オリエンタルランドの活動内容は、テーマパーク事業だけに留まりません。テーマパーク事業に加えて、ホテル事業、ショッピングモールまで一貫したサービスを提供することで、来園者の消費行動を着実に捉え、高品質サービスを提供していることも強みです。

 

オリエンタルランドの採用に関する口コミは?

では次に、「オリエンタルランドの会社自体の口コミや評判はどうなっているのか」について検証してみたいと思います。事実ありのままを検証するために、良い評判も悪い評判も検証します。

オリエンタルランドは、「ホテルやショッピングモールなどの不動産・賃貸事業の経営や運営などの中枢を担う正社員」と「テーマパークなどで勤務する準社員」に別れています。職種によって働き方が異なるため、会社に対する感じ方も違っています。

まず、テーマパーク部門の準社員の口コミをみてみましょう。深夜勤務について賛否が分かれているようです。

「残業が少ない、深夜勤務があるときもアンケートをとるので親切だと思う」

という声もあります。が、その一方で、

「休暇はあるが、平日残業があるため、夜中勤務がベースになっている人やサービス残業している人もいる」

といった声もあります。ディズニーランドに行くたびに思いますが、テーマパークで働く方は立ち仕事の人も多いですし肉体的に疲れると思います。夜勤はテーマパーク運営のために避けられないと思いますが、業務のスリム化や社員増加を図ることで、忙しさが軽減されることを願います。

次に、テーマパーク部門の準社員が、給与に関してどう感じているのか。給与に関する口コミをみてみましょう。給与基準については年功序列のようです。

「良くも悪くも年功序列なので安定している」

と好意的に捉えている意見もあれば、

「若手は働いてもあまり稼げない」

と否定的に捉えている意見も見つかりました。

では次に、販売・サービス部門の正社員はどのように感じているのでしょう。

「完全なシフト制なので残業がなく、シフトも要望が通りやすい」

「カレンダー通りの休日は取れないが、休みたい日に用事がある日は申請すれば調整してくれるのでワークライフバランスが良い」

「有給取得率が高い」

「トレーニング制度があり、マンツーマンで教えてくれるし月に1回以上、英語や中国語や手話を学ぶ機会がある」

など、休日や福利厚生に満足しているという声が多く見られました。しかしその一方で、

「他の部署に異動できない」

というネガティブな評判もありました。販売・サービス部門を最初から志望していた社員にとっては満足でしょうが、もし他部署を希望していたとしたら異動できずに不満になるかもしれません。

次に、オリエンタルランドの事務管理業務を担う正社員の口コミをみてみましょう。

「給与水準が低いが、賞与は期待できるし振り幅は少ないが、毎年昇給している」

「就労制限があるので時間外手当があまり期待できない」

「世帯手当は出るが、住宅手当はでない」

など、給与についてはやや後ろ向きな意見が多くみられました。一方で福利厚生への満足度は高いようで、

「3ヶ月に1回テーマパークチケットが貰える」

「商品割引を利用できる」

「警備員がいるので安全だし、清掃担当者がいるため床もトイレも常に綺麗」、「通勤する際には浦安から本社まで社バスが利用できる」

といった声も見つかりました。

以上の口コミをまとめて検証しますと、クリエイティブ職の正社員が、特に大きな役割を担っていることや年功序列型給与体系なので長く働くほど収入が高くなることがわかります。また、給与水準は普通ですが、賞与が比較的高くなっているため、高水準の給与を得ることができているようです。

クリエイティブ職を除く事務やサービス職の正社員や準正社員の多くが、シフトを調整しやすく、残業も少ないので勤務しやすいといえるでしょう。専門サービス部門では有給取得率が100%に近く、仕事を家に持ち帰ることもないので、ライフワークバランスも良好になっています。

 

オリエンタルランドのサービスへの口コミは?

次に、オリエンタルランドの商品やサービスの口コミや評判についてみてみましょう。やはり最大手のテーマパークだけあってブログやSNSでも多くの情報を集められました。

ブログ「よしださんちのディズニー日記」では、家族揃って夢の国に訪れた際の画像や様々なグッズを紹介しており、ディズニー愛が伝わってきます。また「ErimickeyのDisneyな毎日。」では、パーク内で開催される各種イベントの様子や施設内レストランでの人気メニューなどを写真に収めています。「ディズニーの宝箱」では、おすすめの場所やキャラクターの魅力を教えてくれます。他にも、施設にまつわるトリビアや雑学を、これでもかと教えてくれる「ディズニートリビア」や「TDRな生活」など、数え切れないほどのブログを見つけられます。

また、SNS上で“ディズニー”と検索すると、Instagramの投稿件数だけでも208万件を超えています。定番のパレードの風景やディズニーの耳をつけて自撮りしたり、家族で訪れた様子を投稿するなど様々な情報が溢れています。これらを見ると98%を超えるリピーターが自ら宣伝するという広告モデルが出来上がっていることを実感できます。

オリエンタルランドといえば、ホスピタリティーの高さで知られていますが、これを取り扱ったサイトも見つかりました。「ひろろぐ」では、アトラクションやパレードにわかりやすいストーリーが必ず含まれているので、老若男女が楽しめると紹介しています。このブログではオリエンタルランドのホスピタリティーにも注目したようです。

入り口でチケットをもぎるスタッフやアトラクションを案内している方などを含めた接客対応では、全て笑顔で対応するなど、基本中の基本がしっかりできているといいます。

この他にもグッズ売り場の販売員、エリアごとに違った服装をした清掃員はゴミを見つけると即座に清掃、空のペットボトルなどをもっているとスタッフ自らゴミをもらいに行くだけでなく、パレードの案内やおすすめ位置やマップも頭に入っており、来訪者が困ったときの相談にも対応できる点を紹介しています。

さらにアトラクションやパレード誘導員、クレーム処理の対応などなど、スタッフたちの接客サービスを取り上げており、スタッフの活躍ぶりが伺えるほどです。

オリエンタルランドの強みは、このようなブログやSNSに投稿するリピーターの方々にあるといえるでしょう。成熟市場になりつつあるテーマパークですが、定番のコンテンツに加えて新しいアトラクションの導入、高い接客サービスという好循環が、オリエンタルランドの魅力になっています。

 

まとめ

オリエンタルランドは、日本で最も歴史あるテーマパークである東京ディズニーランドの経営運営をしていることが最大の強みです。東京ディズニーランドに加えて、系列のホテルやショッピングモールまで、多彩なサービスを提供する一貫体制が、リピーター率を高める原動力だといえるでしょう。

また、採用系サイトを見ると、「クリエイティブ系の人材が希少であるためか、労働時間が長い」という声もありました。一方で、最も人数が多いサービス系の正社員や準社員は、「シフトが利用しやすい」、「給与が安定している」と好評価をしており、働きやすい環境と言えるでしょう。また、年功序列な給与体系であるため、若くして管理職になったり、準社員から正社員に昇進するのは比較的難しいようです。

サービスや商品に対する評価は、極めて高くなっています。オリエンタルランドが運営するサービスにまつわるブログは多数あり、「Instagram」などのSNSでも多くの方が投稿しています。つまり、「関心が関心を呼ぶ」という相乗効果を高める環境が自然とできているのです。お客様自ら宣伝してくれる、という理想的な広告モデルが出来上がっています。2017年7月31日には、累計来場者数が7億人を達成しました。

提携先であるウォルト・ディズニーによる『21世紀フォックス』の買収など好材料が多いため、今後もオリエンタルランドの成長が期待されます。