米国トイザらス倒産も…日本トイザらスが大健闘している理由

こんにちは!

今回は「日本トイザらス株式会社」についてまとめました。トイザらスは世界有数の大手おもちゃメーカーです。

トイザらスといえば、本家アメリカのトイザらスが2018年3月15日に倒産してしまいました。アメリカ本店が倒産しましたが、日本トイザらスの経営状態は良好だと言われています。アメリカ本店と日本支店の違いは一体何なのか?日本ならではの強みや戦略についてまとめました。

 

日本トイザらスの概要

トイザらスは日本のみならず、世界のおもちゃを販売している会社です。

日本のトイザらスの社名は、「日本トイザらス株式会社」です。日本トイザらス株式会社は、1989年(平成元年)に設立され、今年で30周年を迎えます。言わずもがなですが、主な事業内容は玩具の販売です。従業員数はアルバイト含め6500人にものぼります。

トイザらスは国内のものだけではなく、世界中のおもちゃを取り扱っているおもちゃ専門店として各種ホビー商品の販売が主な事業内容となっています。さらに2002年には赤ちゃん向けの総合専門店もオープンしました。近年の事業内容としては増加する日本への中国人客に対応するため、一部店舗で中国人向けの電子決済サービスを導入し始めました。

 

なぜ米国トイザらスは倒産したのか?

原因は諸説ありますが、一番はアマゾンを始めとするインターネット販売に顧客を奪われたため、と言われています。アメリカは国土が広いため、日本以上に通信販売が盛んです。アマゾンが普及する前から通信販売が流行っていました。

おもちゃを買う場合は、「実際に手にとってから買いたい」と思いますが、アメリカの主要都市に住んでいるならともかく、地方に住んでいる人は「ちょっとトイザらスに行ってみようか」というのが簡単ではないのです。

米国トイザらスは、顧客獲得のために、おもちゃだけでなく紙おむつなどの日用品も販売するなどの試行錯誤をしましたが、結局アマゾンから顧客を取り返すことはできず、倒産してしまいました。

 

なぜ日本トイザらスは好調なのか?日本ならではの強みは?

米国トイザらスが倒産してしまいましたが、日本トイザらスは好調です。2017年1月期業績は売上高約1405億円、営業利益約33億円でした。米国と日本の違いは一体何なのでしょうか?

日本トイザらスの一番の強みは、専門店として国内の商品だけではなく、海外の良い商品も積極的に販売している点です。特に外国製のベビーカーなどは国内のものとは全く違うものも多く、国内の商品にはない良い点がたくさんあります。

しかしなかなか実際に手に取る機会がないのが現状ですが、トイザらスは豊富に商品を取り扱っているため、他のお店では見ることが出来ないないような商品も自分の目で確かめて購入することが出来ます。

広大な国土を持つアメリカと違い、日本は狭い島国です。インターネット通信販売は日本でも人気ですが、アメリカと比べると、日本はまだまだ「直接自分の目で見て確かめてから買いたい」という人も多いです。特におもちゃは、日用品と違って頻繁に買うものではありません。

加えて、おもちゃは自分自身のためではなく子供や孫のために買うことが多いでしょう。子供のおもちゃを買う場合、実際に子供の反応を見た上で買いたいという親が多いと思います。日本の場合、国土の広いアメリカと違って、店舗でおもちゃが買えないということはあまりありません。

田舎であっても、車で数十分圏内にはおもちゃ屋さんがあります。親としては「子供が実際に見て触って欲しがったおもちゃを買ってあげたい」「自らが欲しがったおもちゃをその場で買って渡した方が大事にするのではないか」「親が会計をする場面を子供に見せた方が、買ってもらったことへの感謝の気持ちを持ってくれるのではないか」などと思うので、やはり簡単に買える環境があるのであれば、インターネットではなく店舗で買い与えたいという人も多いでしょう。

 

採用系の口コミは?

次に、日本トイザらスに実際に就職し、勤務している人はどのような評価をしているのかをみていきましょう。

・会社では早いうちから残業をしないようにという体制が整えられています。毎週水曜日はノー残業デーになっていますし、普通の日もあまり夜遅くまでは仕事しないようにという方針のもと、夜8時になると社内の照明が全て消えるようになっています。ただし、自分で再び点けることは可能です。

近年では、過労が問題視されていることから残業時間を出来るだけ減らそうという方針に転換している企業が多いですが、トイザらスは早いうちから残業を削減するような取り組みをしているようです。水曜日はノー残業デーにしたり、夜8時には社内の照明が消えるようになっていたりと、残業時間の削減を実際に徹底していることがよくわかります。

・契約社員として働いていますが、ほかの企業と比べると契約社員の給料は高いのではと感じます。また、正社員以外には決定権を渡さないように徹底されているのか、何かを判断するような業務は全くありません。仕事の内容としてはとても楽です。

契約社員はどちらかといえば待遇を低くしている企業が多い中、トイザらスはしっかりと評価してそれなりの給料を支給していることがよくわかります。

また、近年権限を持っていない人が権限を越えるような仕事をしていることが話題になっていますが、トイザらスはその点も徹底していて、重要な業務は契約社員にはさせないシステムが徹底されているようです。

・作業しながら接客業をこなさないといけないので自然と商品知識が身につきます。商品知識が身に付けばお客様に自信をもって説明できるので接客業のスキルアップにもつながっています。全員が助け合いながら働く会社なので、自然と思いやりの精神も身に付きます。

会社の社風が助け合いや個人のスキルアップにつながっているようです。そのため意識しなくても普通に業務をこなしていくだけで一人一人がスキルアップできていることを実感できるのではないでしょうか。

一方、会社に対する評価を正確に把握するために、低評価の口コミをチェックしていきましょう。

・経営陣が頻繁に入れ替わり、そのたびに会社の方針が変化するので、下で働いているスタッフは会社の方針に合わせていくのが毎年大変です。

会社の経営陣が変われば少なからず経営方針が変わることが多いです。今までのやり方とは多少働き方も変わってくるでしょうから、頻繁に変化に対応していかなければならなくなると、下で働く身としては大変です。

・残業しないような会社の方針ではありますが、店長クラスになると週明けはとても忙しくなります。それを見越してか週末はノートパソコンなどを使って自宅で出来る業務をこなしていくのが日課になってしまっています。

残業をしない社風は評価されますが、時間内に仕事が終われない人にとっては休みの日に持ち帰って仕事をしなければいけなくなるだけなので、不満が出る面もあります。

 

商品への口コミは?

今度は実際に商品を購入するために利用した人はどのような評価をしているのかチェックしましょう。

・少子化の影響もあっておもちゃは大型家電量販店の1フロアに置いてあることが多いのですが、ヒット商品ばかり置いてあるので、品数に不満が出るときもあります。しかしトイザらスは日本のものだけでなく、世界各国のおもちゃも取り扱っているので、新しい発見をすることが出来ます。おもちゃ専門店が少なくなっている中でトイザらスはとても貴重な存在です。

最近では大型家電量販店におもちゃが置いてあるとはいえ、1フロアだけのことが多いので陳列される品数には限りがあります。品数の豊富さでいえばトイザらスにはとても敵わないでしょう。そして海外の商品も販売しているので日本ではなかなか見かける機会のないおもちゃを手に取ることも出来ます。

・結局国内産のチャイルドシートを購入しましたが、トイザらスでは海外で販売されているチャイルドシートも見ることが出来ました。海外のチャイルドシートは国内のものとは違う理念で作られていることを知れてとても勉強になりました。海外のものにも良い商品があることが分かったので、ベビー用品が欲しくなったらまた寄りたいと思います。

商品の選択肢が広がると今まで知ることが出来なかったことを知れて新しい発見をすることが出来ます。海外の商品も多数販売しているトイザらスに行けば一度はそういった新しい発見をすることが出来るのではないでしょうか。

 

一方、低評価の口コミも見てみましょう。

・取り扱っている商品はとても多いですが、家電量販店と比べると同じ商品でも価格は高いなと感じました。また、最近ではインターネットでいつでもどこでも、どんな商品でも購入することができるようになっているので、商品の豊富さというのはあまり強みにはならなくなっているような気がします。トイザらスに通う唯一のメリットは商品を実際に手に取ってみることが出来るだけなのかもしれないと感じています。

今では同じ商品の他店での取扱価格を簡単に調べることが出来るようになりました。購入者側としてはやはり同じ商品であればできるだけ価格が安いお店を選択します。その点ではトイザらスはかなり不利であることは否めません。

また、インターネットを使えばどこにいてもほとんどの商品を購入することが出来ますから、実際に自分の目で見ることが出来るくらいしか店頭に行くメリットはないのかもしれませんね。

直接自分の目でみて買えるのが店舗の魅力なのですが、「店舗でみて子供の反応を確かめた上で、同じ商品を最も安く売っている店をインターネットで探して買う」という賢い買い方をする人も多いようです。

 

まとめ

米国トイザらスは倒産してしまいましたが、日本トイザらスは安定した経営を続けています。国土の広いアメリカはインターネット通販が主流で、おもちゃをインターネット通販で買う人が増えました。結果、アマゾンなどのインターネット通信販売会社に顧客をとられ、米国トイザらスは倒産してしまいました。

しかし、日本は「おもちゃは実際に目で見て買う」あるいは「実際に子供の反応を見た上で買う」という顧客も多く、またインターネット販売に頼らないとおもちゃが買えない環境ではありません。そのため、日本トイザらスの業績は好調です。

実際に日本トイザらスで働いている人にとっては、残業時間を削減することに力を入れている点やみんなが協力し合って仕事をこなしていくという社風が魅力のようです。また契約社員に対してもそれなりに評価をしていますし、あまりに大きな権限は与えないようにしていることから、契約者委員の人にとっても働きやすい場所となっています。ただし、経営陣が短いスパンで入れ替わるのは、働いている側にとってはストレスが溜まる原因になっているようです。

実際にトイザらスの商品を購入した人の意見としては、国内の商品だけではなく、実際に手に取る機会が少ない海外の商品もみることができる点が人気です。海外の商品を直接みられる数少ないお店ということで高い評価を得ています。また、おもちゃ専門店自体が減少していることもあり、おもちゃ専門店という存在を高評価している人も多かったです。

一方で、商品の価格は他の店舗と比べると高いと感じている人が大多数で、商品を買う前に値段を確認する時点で選択肢から外れるという意見もありました。中にはトイザらスで見つけたのと同じ商品を、インターネットで探して安く買う、という人もいました。海外から直輸入しているおもちゃはどうしても輸送費がかかるため高くなってしまいがちですが、値段が高い分、他商品にはない新たな付加価値を創る必要があるかもしれません。