「時代の先へ。ひとりのそばへ。」中部地方に光を照らす中部電力株式会社

こんにちは!

今回は、中部地方で安定した力を誇る総合エネルギーサービス企業「中部電力株式会社」について調べました。略称で「中電」と呼ばれており、中部地方で「中電」というとこの会社を指します。

中部電力株式会社は、先日の台風24号の影響で起きた中部地方の「停電」の復旧作業を行ったことでニュースで話題になっていました。このように中部電力株式会社は、中部地方をカバーする電力会社なのです。

中部電力管内5県の停電、6日ぶりに全面復旧

中部電力は6日、先月末の台風24号の影響で、浜松市天竜区で続いていた停電が同日夕、復旧したと発表した。これで、中電管内の愛知、岐阜、三重、静岡(富士川以西)、長野の5県で発生した停電はすべて解消された。

引用元:https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181006-OYT1T50103.html

241戸の顧客からスタートした125年の歴史

中部電力は125年もの長い歴史を誇る会社です。中部電力の前身ともいえるのは名古屋電灯という会社です。名古屋電灯は、名古屋電灯は1889(明治22)年12月15日に開業し、名古屋は電気の灯る街となりました。既に電力会社が創設されていた東京、神戸、大阪、京都に次いで、名古屋は5番目となります。

名古屋市中区にある中部電力の「でんきの科学館」の広場の一角に、「中部地方電気事業発祥の地」のプレートが掲げられています。この地こそが、中部地方初の電灯会社であり中部電力の源流でもある名古屋電灯の最初の発電所があった場所なのです。

中部地方最初の発電所は、蒸気機関を用い、直流で発電する石炭火力発電所でした。出力25kWの発電機が4台の石炭火力発電所だったのです。現在の火力発電所では、燃料を燃やし高温・高圧の蒸気で蒸気タービンを回転させ発電しますが、当時は、蒸気機関車のように、蒸気の力で往復するピストン運動を回転運動に変えることで発電していました。その後、名古屋電灯は、供給エリアの拡大を図るため、交流2,300V発電の水主町(かこまち)火力発電所を建設。1905(明治38)年には、同発電所に、500kWの蒸気タービンを日本で初めて設置しました。

中部地方の電気事業は、明治時代後半から、大正、昭和にかけて大きく成長します。この時期の電気事業の発展に欠かせない2人の人物がいます。一人は「電力王」と呼ばれた福澤桃介(1868~1938年)、もう一人が「電力の鬼」松永安左エ門(1875~1971年)です。

福澤桃介は明治から昭和初期に活躍した日本の実業家です。あの福澤諭吉の婿養子となり、旧姓・岩崎を改名し、福澤性を名乗りました。日露戦争後の株式投機で財を成しました。その後、主として電気事業に関与し、名古屋電灯を買収して社長となりました。福澤桃介は、名古屋電灯の取締役や社長として活躍。火力発電は燃料費がかさみ、石炭は枯渇するかもしれないと考え、木曽川水系における水力発電所の建設を推進。電源開発や事業拡大を成功させて名古屋電灯を発展させるとともに、製鋼・製鉄など電気を使用する産業にも力を入れました。これらの電気事業での功績から「電気王」「電力王」と呼ばれています。

松永安左エ門は、名古屋電灯の後身となる東邦電力の副社長・社長として事業を拡大させました。コスト削減のために、ベース電源としての水力発電とピーク対応としての火力発電を併用するべきだと考え、1925(大正14)年に単位容量が3万5,000kWと当時世界有数規模の発電機をもつ名古屋火力発電所を建設しました。第2次大戦後には、戦前から続いた発電・送電分野と小売り分野を分けた国家統制の電力供給体制を再編成し、全国9地域の民間一般電気事業者による電力供給体制「九電力体制」を実現させています。(上記、中部電力公式サイトを参考に書いています。)

中部電力の強み

国内にはもともと大手電力会社が10社ほど存在します。電力自由化にともない新電力会社が参入した後も、中部電力株式会社の売り上げ規模は、日本3位という位置付けとなっています。中部地方における電力契約は独占しているといっても過言ではなく、それが強みといえます。

電気事業やそれに付帯する事業の他に、ガス供給事業・蓄熱受託事業・不動産管理など事業の内容は多岐にわたっています。それでも中心となるのは電気事業と付帯事業であり、安定した経営から名古屋の有力企業といわれています。

中部電力は、創業から現在までに約125年の歴史を誇りますが、企業理念は変わることなく後世に語り継いでいます。名古屋の街に初めて電灯がともったときの点灯数は241戸の約400個でした。最初の一歩はささやかなものでしたが、電気は安全で便利だと認められると需要は急速に伸び、開業1年で点灯数は1,157個と3倍になりました。一歩一歩、人々の暮らしに明かりを灯し続けた結果、現在の中部地方を網羅する巨大電力会社となったのです。現在では事業や設備規模は比較できないほど大きくなり、電気事業を取り巻く環境も大きく変化しています。しかし、中部電力は「くらしに欠かせないエネルギーを届け、社会の発展に貢献する」という使命を掲げ、その使命を果たし続けています。
時代が変わっても、使命は変わらない。この社会貢献の気持ちが中部電力の何よりの強みではないでしょうか。

採用について

次に実際に中部電力で働く社員からの声を集めて分析してみました。

<給与について>中部電力は民間企業でありながら、ほぼ地域独占企業といわれています。扱う商品が電気という生活に欠かせないものであるからです。そのため、給与水準は他業界と比較すると高いと評判です。ただし「若手のうちは低い。年功序列で年を重ねると年俸がかなりアップする」といった口コミもあるように、昔ながらの日本企業といった給与体系であるとも言えます。近年では原子力発電の停止や電力自由化により財政に変化が生じ、賞与や給与等で変化も見られるようになり今後は注視する必要があります。

<商品について>日本の電力事情は安定供給が当たり前という風潮が世間でも見られるため、それに対してやりがいを感じている人も多くいます。しかしその一方で「世界的に見て停電の少なさや電圧・周波数の安定さは高品質だということが理解されておらず、世間の評価が低い」という意見があり、業務に対する正当な世間の理解が薄いことへのギャップを感じる人も少なからずいるようです。

<福利厚生について>地元の大手企業ということもあって中部電力の福利厚生は高く評価されています。「カフェテリア制度・旅行費補助・保育費補助など手続きは必要ですが充実しています」といった口コミも見られ、有給休暇の消化率も6割を超えるなど働きやすい職場であるといえるでしょう。現状はまだまだ男性の比率が大きい企業ではありますが、育児休暇や時短勤務といった制度を導入していることもあり、出産育児を経験しても職場復帰する女性が増えてきています。今後もこうした理解が進むとみられており、「女性が働きやすい」という評判は多く見かけます。

<転勤について>勤務に関する気になる意見としては、2~3年ごとに移動があるという事です。発電所や営業所は中部電力の域内に点在していますから、勤務地によっては自宅から通うことが難しくなる可能性もあるという事です。家族を持っている・マイホームを購入したという人にとっては、時として単身で移動するといったことも念頭においておく必要はあるでしょう。

まとめますと、中部地方で安定した職業に就きたいという事であれば、中部電力は人気の企業といえるでしょう。新卒採用がメインとなっている企業ですから、一般職の中途採用は随時募集とはなっていません。ただ、電力自由化に伴うソリューション提案職は随時募集を行っており、多業種から応募する人も少なくないと思われます。総合バランス的の良い中部電力は、中部地方において評価の高い企業とされていることは就職活動の情報として入れておいて損はないでしょう。

 

サービスについて

電力自由化が盛んになった今でも、中部地方では中部電力を選ぶ人が多いのが現状です。そのサービス内容は評判も高く、TVCMなどから広く認知されています。口コミでは「いろいろなポイントを電気料金に使えるので便利です。使わないまま溜っていたポイントを有効利用できて助かりました」といった意見もあり、電気料金に今まで興味がなかった層などからも評判となっています。電力自由化では契約を他社に変える時に解約金を要求されるところがあります。中部電力ではこうした解約金は一切かからないために、安心して利用することが出来るのも魅力のひとつです。

東日本大震災後には日本での原子力発電がすべて停止となったことにより、各電力会社が電気料金の値上げを余儀なくされました。中部電力はもともと原子力発電への依存度が低いので、他の電力会社と比較しても値上がり率を低く抑えることができました。こういったことも利用者の評価を上げる要因となっています。

中部電力での契約をしている人は、カテエネに登録することでポイントを得ることが出来ます。このポイントはもちろん電気料金の支払いに使うことが出来ますが、他のポイントに交換することも出来るのです。交換できるポイントは多岐にわたっており、今後も順次拡大予定となっています。最近ではいろいろなところでポイントを貯めて、それらを一つにまとめるサービスが人気となっています。中部電力のカテエネポイントもこうしたポイントサービスの一環となっており、集めて使うことでより有効利用できると評判なのです。ただこのカテエネ登録に関してはパソコンなどインターネットでの申し込みが前提となっています。「パソコンに不慣れな母は、見直しすら出来ずに終わってしまった」といった口コミもあり、パソコンが苦手な人やポイントのだけがメリットといった場合にはそこまでの魅力を感じない人もいるようです。

もともと中部電力管内のオール電化の家庭は、電気代が安くなる専用プランに申し込んでいます。電力自由化の恩恵は受けにくいともされており、「料金比較をしてみてもあまり変わりがなかった」といった意見も見受けられます。加入している料金プランがすでにお得なサービスである可能性もあるので、比較サイトなどを利用してプランを調べてみるといいでしょう。中部電力では子供に向けた活動内容も提供しています。展示館やキッズクラブといった、子供にも分かり易い電気の仕組みや学習施設などがあり、多くの子供たちが利用しています。

 

まとめ

中部電力は、中部地方で安定した力を誇る電力会社です。125年の歴史を持ち、名古屋の小さなエリアに電気を灯すことから始まり、一軒一軒灯りが広がっていき、現在では中部地方全てを照らす電力会社へと成長しました。現在では、民間でありながら中部地方の電力供給事業をほぼ独占していると言っても過言ではありません。

そのような安定した事業内容から、就職先として人気のある企業となっています。実際に「若手では給与面はさほど高くないものの、年齢を重ねるとかなり年俸もアップする」といった口コミが見られます。日本の電力供給は世界最高レベルとも言われており、その安定供給に誇りを持てる人はやりがいを持って働くことができているようです。逆に世間一般では電気があることが当たり前と考える人も多く、世間の評価を低く感じている人も少なからずいるのです。

中部電力のサービスを利用する人では、おおむね満足している人が多く見受けられます。独自のポイント制度の利用で電気料金をポイントで支払ったり、他のポイントサービスに移行することが出来る取り組みは人々に受け入れられています。また電力自由化により他の電力会社に乗り換えた場合に解約金を要求されることもありますが、中部電力ではこうした解約金は発生しないところも魅力に感じる人が多くいます。子どもに向けた活動も積極的ですが、一方でパソコンを使ったサービスは高齢者にはわかりづらいといった意見も聞かれます。利用全員を心から満足させるサービスを作るのは大変難しく不可能に近いですが、少しでも満足がいく人を増やすために改良を続けることが大切です。

中部地方で電気事業が始まってから125年。事業や設備規模は比較できないほど大きくなり、電気事業を取り巻く環境も大きく変化しています。中部電力は、「くらしに欠かせないエネルギーをお届けし、社会の発展に貢献する」という電気事業の使命を創設からずっと持ち続けています。今後も人々の暮らしのためのエネルギーを供給し続け、中部地方の発展に貢献し続けて欲しいと陰ながら応援したくなる会社です。