こんにちは!
本日は、レジェンダリーホームからボランタリーチェーンの仕組みについて取り上げてみます。
最近は、ボランタリーチェーンに加入している小売店を多く見かける人も多いでしょう。
一昔前まで関心が寄せられていたフランチャイズチェーンよりも横のつながりが保てる特性があり、販売事業に全力投球できるといった魅力があります。
効率的な流通システムが図れるボランタリーチェーンですが、メリットを知らない人のために仕組みを徹底検証していきましょう。
また、レジェンダリーホームの概要についても少し触れていきたいと思います。
レジェンダリーホームって?
レジェンダリーホームは、1993年に設立した会社です。
栃木県足利市に本社があり、モデルハウスを足利市と佐野市にオープンしました。
会社の商号を「レジェンダリーホーム」に変更したのは、設立からおよそ14年経過した頃で、この時期に株式会社ヤマチコーポレーションと取引を開始しています。
代表者である加藤伯欧氏を筆頭に、輸入住宅や店舗の設計・施工、輸入建材の販売事業、不動産事業、雑貨や家具などの販売卸などの業務に取り組んでいます。
多くの人が世代交代と共に資産を継承し、豊かな暮らしを実現させていくために現在10社の代理店と共に事業を展開しています。
意外と知られていないボランタリーチェーン
ボランタリーチェーンは、拠点となる本部と店舗の資本が異なる契約型の販売形態のことを言います。
組織の構成は加盟店舗と卸が組織を結成する仕組みで、加盟店舗同士は横のつながりがあります。
ボランタリーチェーン本部は加盟店舗に商品供給やリテールサポートを提供し、加盟店側はそれに対する費用を支払うといった仕組みです。
同じく契約型の販売形式で結成している組織にフランチャイズチェーンがありますが、相違点は本部と加盟店舗がFC契約を1対1で締結しているところです。
また、加盟店舗はそれぞれ横のつながりを保たないといった特徴があります。
ボランタリーチェーンは、本部と加盟店舗が協力関係のもと役割を分担して運営することが基本です。
この本部の役割は、以下の3つに分かれています。
【仕入れの集中管理】
ボランタリーチェーンは消費者の要求に適った商品の情報収集や規模効率を獲得するため、本部で商品の仕入れを集中管理する役割です。
【業務把握】
加盟店舗の消費者動向または、経営現場の情報や成功事例を集約し本部で管理するのが「業務把握」です。
情報整理・分析を行う本部は、加盟店舗の立地や規模、業種、業態などによって実務に沿った形式に向けて指導していきます。
【経営指導】
各加盟店舗の業績を掌握したり、把握したりする役割です。
業績は正しく積極的に報告する義務があり、これによって本部での戦略の方向性が明確化され、効果的な経営指導が行うことができるようになります。
ボランタリーチェーンは、地域生活者や事業者のニーズに合った商品やサービスを提供し社会貢献することを理念にしています。
この他、独立事業者の意欲的な結合を推進させたり、チェーン本部のサポートを受けたりしながら加盟店を繁栄させていくことが目的です。
これらの理念から、以下のような定義が策定されました。
・目的が同じ独立事業者が主体となって参画・結合すること
・チェーンオペレーションの仕組みを構築・活用すること
・地域生活者の需要にきめ細やかな商品・サービスで対応すること
現在ボランタリーチェーンには、食料品をはじめ医薬化粧品、寝装品、家具、宝石・時計・めがね、衣料品、クリーニング、ギフト、文具・事務機器、電化製品など様々な事業が加入しています。
今後も、ボランタリーチェーンが普及・発展していくために、協会側は環境づくりと鋭意努力を重ねていると言っても良いでしょう。
ボランタリーチェーンのメリット
ボランタリーチェーンは、加盟店舗の継続的な繁栄を図るために、同じ目的を持った店舗同士が組織化することを言います。
ここで、ボランタリーチェーンに加入するメリットについて紹介していきましょう。
ボランタリーチェーンにある7つのメリット
ボランタリーチェーンに加盟するとどのようなメリットが得られるのかは以下の通りです。
仕入れ価格の低下や品揃えが豊富に
加盟店舗は商品の仕入れを行う際、ボランタリーチェーン本部によって一括仕入れします。
一括で商品を仕入れることで、価格が低下し商品の種類も充実します。
売れ筋商品を確保できるようになり、効率的な販売促進活動が行えるようになるでしょう。
また、加盟店舗は仕入れにかかる手間や時間を大幅に削減できるので、販売事業に集中できるようになります。
競合他社と差別化できる
チェーン本部が商品開発することによって他社にない商品を売ることができ、差別化が図れるようになるでしょう。
商品のロス率を低減させる
小売店にとって大きな課題である値引きロスや商品販売機会ロス、廃棄ロスなどを低減できます。
チェーン本部が物流システムを活用して効率的な発注ができるようになるので、ロス率を下げることができるのです。
低価格で情報システムを導入できる
情報システムを導入しているため、売れ筋商品や死に筋商品などの情報をはじめ、単品別・客層別・時間帯別、それぞれのデータ分析を出すことが可能になります。
一般小売店より多彩な販売促進物の制作が可能
チェーン本部は、メーカーまたは仕入先から様々な情報を集めて販売促進物を制作します。
これによって、一般の小売店よりも高度で魅力的なプロモーションや販売促進活動が実施できるようになります。
企業経営に必要な経営戦略指導が行える
指導員がチェーン本部を巡回し、経営上の問題や新たな発見、改善指導など企業戦略に不可欠な情報を提供し、策定指導を行うことができます。
無料または低価格で研修に参加できる
チェーン本部には加盟店舗の経営者や従業員、パート社員などの教育研修プログラムを実施しています。
オーナーマネジメントや税務、財務会計、パソコン、陳列手法、国内・国外の店舗視察など研修内容は多岐に渡ります。
加盟することでこれらの研修を無料・低価格で参加できます。
まとめ
今回は、ボランタリーチェーンを採用しているレジェンダリーホームの会社概要やボランタリーチェーンに加盟するメリットについてご紹介してきました。
ボランタリーチェーンは同じ目的を持つ小売店同士が、組織化し大型店に対して共同体制で対抗していく団体です。
仕入価格や情報システムを低減させたり、流通システムを利用して商品ロスを削減させたりするなどのメリットがあることがお分かりいただけたでしょう。
ボランタリーチェーンは事前に協会に加入手続きを依頼する必要があり、その際小売店の実態調査や信頼調査、商圏調査などが行われます。
その後、承諾の可否が決定し、加盟契約が締結するといった流れです。
ボランタリーチェーンに加盟しようと検討されている方は、今現在の経営状況や商品やサービスの物流システム、商品活動などの説明を受け、加盟店となる会社を直接訪問することをおすすめします。
レジェンダリーホームはすでにボランタリーチェーン加盟店舗として事業を展開しているので、10社の各加盟店をチェックしてみてください。
ボランタリーチェーンを採用するとどんな企業展開になるのか、さらに明確になることでしょう。
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