成功している人は、休日の過ごし方も他の人と少し違っています。 正確に言えば、過ごし方ややっていることは普通の人と同じかもしれませんが、取り組み方や考え方が異なっていることもあるのです。 今回は、営業で年収1000万円を達成している都内某企業の会社役員、西浦龍太郎氏にインタビューしています。 「仕事で成果を上げたい」「キャリアアップを狙っていきたい」と思っている方に向けて、生産性を上げる余暇の過ごし方についてお聞きしました。
今回インタビューした西浦龍太郎氏のSNSは下記です。
西浦龍太郎(@nishiryu00) • Instagram写真と動画
少ない力で最大の成果を出す
ビジネスではよく「生産性」という言葉は耳にしますが、そもそも西浦さんとしては「生産性」をどのように捉えていますか? 西浦氏: 僕の中では「やることと、やらないことを決める」ことが生産性かなと思っています。 会社にいると様々な業務がありますし、各々事業を展開していますよね? 業務によっては自分の裁量が活かせるものもあると思います。 今はCRMの導入などで営業のスタイルも変わりつつありますが、昔の営業と言えば「どうやって商品を販売するか」を自分で考えて、顧客に売り込むことでした。 営業成績のいい先輩たちにやり方を聞いたことがあったのですが、みんなやり方がバラバラで結局「どの方法が一番いいのか」分からないことも多かったわけですね。 私としては「少ない力で、いかに最大の成果を出すか」が大事でした。 人生で使える時間は一日24時間であって、それは万人に共通することです。 「何に着手して、何を切り捨てるか」という取捨選択をしなければ、おそらく営業でも何でも成功は難しいでしょうね。
西浦龍太郎氏が伝授!生産性を高める余暇の過ごし方
仕事で成果を出したいという方は、世の中にたくさんいると思うのですが、成功者はこぞって余暇も充実した時間を過ごしているように感じます。 西浦さんは日頃の余暇の過ごし方で、生産性を意識されていますか? 西浦氏: 基本的には意識していますね。 私もプライベートの過ごし方は、仕事の生産性に関わると思っているので、どこで何をやって過ごすかは大事にしています。 ただ、全部が全部で生産性のある活動ばかりしていると疲れてしまうので、適度にリフレッシュできるような活動も入れています。 具体的には、どのように休日などの余暇を過ごされているのですか? 西浦氏: まず意識しているのは、隙間時間をいかに有効に使うかということですね。 たとえば普段の生活でご飯作ったり、歯磨きしたりしているときに、「この時間を使って他に何かできないかな」と思うことはありませんか? 確かにありますね。 西浦氏: 私の場合、そういう隙間時間を見つけては有効活用するにしています。 たとえばドライブで車に乗っている時は、営業やマーケティングに関するポッドキャストや自己啓発系セミナーのCDを聞くと言った具合ですね。 営業も車で出かけたり、電車で移動したりする時であれば、その移動時間にオンライセミナーの動画を見ることもできます。 好きな音楽を聴くのも捨てがたいのですが、スキルアップしたいという気持ちも強いので、そういうことをしてますかね。 なるほど。やはり隙間時間を含めて、どのように時間を使うかが大事だと? 西浦氏: そう思います。 他にも生産性を上げる活動として取り組んでいることがあれば、教えていただけますか? 西浦氏: 私、趣味が食べ歩きなんですけど、それが役に立っていますね。 普段スマホでグルメ情報を見ていて「このお店行ってみたいな」と思ったら、近場であればだいたい行っています。 行った時はもちろん食事も堪能するわけですが、人気の店であれば「なぜここが売れているのか」といったことも自然と考えています。 売れている理由を分析することで、今世間では何が求められているのが発見できることもあるので。 あとはやっぱりお店をたくさん知っていると、営業マンとしては有利なんですよ。 接待とかありますもんね。 西浦氏: そうなんです。 取引先の方をご案内したりする時に、和食が好きな人とか甘いものが好きな人とか、好みはそれぞれじゃないですか? 相手に少しでも楽しい時間や気分を味わってもらいたいという時に、「じゃあこの店がいいかな」というストックを持っていると重宝しますね。 スイーツなんかはお土産にもいいから、知っていて損はないですし。 趣味が仕事に好影響を及ぼしているといった感じですか? 西浦氏: そういうことですね。 食べ歩きは本当に趣味なので、あまり生産性とか意識していないです(笑)。 あと生産性を高めるという点では、読書もします。 読書は一日どのくらいの時間されるんですか? 西浦氏: だいたい毎日、一時間くらいは読んでいますね。 休日だともう少し増えることもありますが、基本そんなところです。 今はスマホがあるからというのもありますが、大人になって本を読まなくなる人は多いですよね? 西浦氏: 個人的にはすごくもったいないなと思っています。 本で得られる情報はすごく多くて、特に古典と呼ばれる本には名著が多いので、一度は目を通してみるべきかなと思います。 たった1,000円とか1,500円とか払うだけで、高い価値の情報が手に入るわけですから。 最近はそれこそ、オーディオで本を聴くこともできるから便利ですよね。 パソコン作業を長くしていると目が疲れることがありますが、耳で聞く分にはラクなので「読むのが辛いな」という時は、耳で学習しています。 なるほど。本を読むことで、仕事でも周りと差が付けられそうですね。 西浦氏: 読書の習慣があるかないかでは、かなり差が付くと思いますよ。 ほとんどの人がやっていないということは、それだけ成長のチャンスや可能性があるわけですから、取り組んだモノ勝ちとも言えます。 特定分野の本を一日一時間読めば、数年後にはその道の専門家になることもできますからね。 生産性を高める活動で言えば、読書は王道かもしれませんが、いつの時代も廃れることはない活動ですね。 私の場合、興味のある本を見つけたらすぐに買っておくので、家にまだ読んでない本もたくさんあります。 いわゆる積読ですが、これも潜在意識化で何かの役に立っているような気がしています。
■クリエイティブな発想にはゆとりも大事
西浦さんは、余暇の過ごし方で大切にされていることはありますか? 西浦氏: そうですね。 私は営業の仕事が好きなので、割とスキルアップとか効率の良い余暇の過ごし方を考えてしまうことがあるのですが、意識的に忘れるようにもしています。 生産性を高めることを、いったん忘れるということですか? 西浦氏: そういうことです。 確かにプライベートでも勉強して生産的な活動をしていれば、仕事のスキルも会得できるので能力は伸びていくでしょう。 ただ、常に効率の良さにこだわって行動を選択していると、途中で「もう頑張れない…」という瞬間が来る可能性があります。 生産性を優先するあまり、楽しめる時間がない状態ですね。 人は「やらないといけないこと」や「やるべきこと」だけでは生きられません。 一人で買い物をしたり、家族と過ごしたりと、忙しい時でも好きなことをする時間が必要です。 ちゃんと心と頭がリフレッシュできる時間も設ければ、柔軟なアイデアも出やすくなるでしょう。 生産性を高める活動と、完全に趣味で楽しめる活動の両方を持っていれば、充実した時間が過ごせると思います。
まとめ
今回は、生産性を高める余暇の過ごし方について、西浦龍太郎氏にインタビューを決行しました。 隙間時間の活用や趣味と仕事をつなげるなど、ビジネスで役に立つ情報が聞けたのではないでしょうか。 余暇の過ごし方を工夫して、ビジネスでの成功を目指してみてください。