歳を取ると顕著になってくるのが、髪のツヤがなくなることと白髪が増えることです。肌が弱くかぶれやすい方だと、市販の白髪染めを使うのにも抵抗があるでしょう。
しかし、近年ヘナという植物から作られる染料を使ったヘアカラーの人気が高まっています。今回はヘナを使ったカラーリング剤の中でも特に品質が良いと言われている「クイーンズヘナ」についてご紹介します。
クイーンズヘナを使用してみたい、気になっているという方はもちろん、初めて聞いたという方もぜひ参考にしてみてください。
Contents
ヘナとはなにか
ヘナの由来
ヘナとは、インドや中近東を原産とする指甲花(しこうか)と呼ばれる低木です。
ジャスミンに似た甘い香りを持ち、白からピンク色の小さな花を咲かせるヘナは
数千年も前から染料や香料として親しまれていました。
インドでは古代療法のアーユルヴェーダにおいて、傷や火傷の治療、香水にも利用されるなど、古くから人々の生活に広く活用されてきたようです。
葉を乾燥させて粉末にしたものを水などで溶いて使用するのですが、髪以外にも爪やヘナタトゥーなどのボディペイントにも使えます。
一説によるとあのクレオパトラも爪をヘナで染色し、今でいうネイル代わりにしていたようで、和名である指甲花とは爪を染めていたことに由来しています。
ヘナの成分
ヘナの成分はローソニア・アルバ(ローソン)とタンニンの2つに分けられます。
ローソンとは赤色色素の一種で、白髪を鮮やかなオレンジ色に染めるのですが、
暗い髪色にはあまり色づかないという特徴があります。
また、タンニンはポリフェノールの一種で、お茶やワインなどに含まれる苦み成分で強い殺菌作用を持っています。色素ではありませんがタンパク質と結合する強い収れん作用を持っており、肌を引き締めたり炎症を抑えたりする効果が期待できます。
インドの古代療法アーユルヴェーダにヘナが利用されていたのは、このタンニンの効果が知られていたからだと考えられているそうです。
ローソンとタンニンはヘナの中でも葉の部分に最も多く含まれるため、古くから乾燥させ粉末にした葉が活用されてきたのでしょう。
ヘナの染色メカニズム
ヘナの葉に含まれる有効成分は分かりましたが、それがなぜヘアカラーとして広く利用されるようになったのでしょうか?
ここからは、ヘナの染色メカニズムをご紹介しましょう。
ヘナの性質
ヘナの主成分であるローソンとタンニンはどちらもタンパク質と結合しやすい性質を持っています。ケラチンというタンパク質でほぼ構成されている人の髪はヘナとの相性が良く、
髪に満遍なくヘナのペーストを塗り込むことでローソンの持つ赤色色素が髪をオレンジ色に染めていきます。
髪の主成分ケラチンと結合する際に、ローソンは周囲の水分を髪の内部に引き込み閉じ込める性質、タンニンは髪内部の空洞に入り込みその場で結合を繰り返す性質があります。
ヘナのメリット
ヘナは優れた染色作用だけでなく、コンディショニング効果にも期待できます。
また、ローソンは傷んだ髪の表面にも吸着して、髪のキューティクルをコーティングしてくれるトリートメント効果や紫外線から髪を守るUV効果もあるので、ヘナカラーを繰り返し行うことでツヤやコシ、ハリのある髪へ導いてくれます。
ケラチンと結合して染色するローソンはシャンプーの度に少しずつ洗い流され、徐々に色も落ちていきますが、シャンプーの種類や頻度、汗や皮脂の分泌量によってカラーの持ちに個人差が見られます。
化学成分を含まず、環境にも髪にも優しいナチュラルなヘアカラーはヘナの成分のおかげと言えるでしょう。
ヘナのデメリット
ただし、天然成分であるが故のデメリットもあります。
ヘナはインドや中近東などを原産とする植物で、特にインドのラジャスターン州のヘナは品質が高いとされていますが、雨季と乾季を繰り返す熱帯地方なので春と秋の年2回収穫を行います。
一般的に湿度の高い雨季を過ごした春に収穫するものより、厳しい乾季を過ごした秋に収穫するものの方が、発色が良く品質が高いとされていますが、その年の天候によって発色具合が変わるなど品質の安定が難しいのが現状です。
カラーを行う際はヘナの状態を確認しながら、量を調整しなくてはなりません。
見つけたのは専門サロン「クイーンズヘナ」
専用サロンとは
ヘナカラーは白髪染めとして非常に優秀なことが分かりますが、天然成分であるが故の発色の不安定さというデメリットもあります。
ヘナはネット通販などでも手軽に購入できるので自宅でセルフヘアカラーを行うことも可能ですが、素人ではヘナの状態を確認しながら量を調節するのは難しいですし、自宅での保存状態や消費期限なども考慮しなくてはなりません。
そんな時は、ヘナの扱いに長けたプロがヘナカラーの施術を行ってくれるクイーンズヘナの専用サロンを利用してみましょう。
クイーンズヘナの専用サロンは全国に10店舗ほど展開しており、高品質と称されるインド・ラジャスターン産のヘナを100%使用した化学成分無添加のヘナトリートメントを使用します。
プロのスタッフが髪の状態を逐一チェックしながら施術してくれるので安心です。専門サロンのスタッフならヘナの状態を見極め、髪との相性を見ながら適正量を配合してくれるのでヘナを使ったカラーリングが初めてでも問題なく染められるでしょう。
専用サロンの運営会社は?
運営するのは株式会社エヌ・ティー・エイチという、女性の肌や髪の美しさにこだわった製品開発を行う会社です。サロン名にもなっている「クイーンズヘナ」は、自社開発のオリジナルブランドでもあります。
高品質なヘナを100%使用し、化学成分無添加を叶えたクイーンズヘナを独自開発した会社が運営する専門サロンなら信頼できるでしょう。
また、天然素材だけで髪を染めるヘナカラーは時間とともに色が落ちてしまうので定期的に通う必要がありますが、サロンの所在地はどの店舗もアクセスが良いので車を持たない方や、高齢の方なども気軽に訪れやすい点もポイントです。
以下の全国各地の10箇所にサロンを構えているようです。
[service title=”10拠点の専用サロン” icon=”icon: institution” icon_color=”#38d37f”][/service]- 東京
- 札幌
- 名古屋
- 松阪
- 大阪
- 神戸
- 広島
- 福岡
- 大分
- 熊本
まとめ
クイーンズヘナはヘナを使った、髪にやさしいカラートリートメント剤です。化学成分を使わずに髪の毛を綺麗に染め上げられるので、敏感肌でなかなか市販の白髪染めが使えなかったという方も安心して利用できます。
プロのスタッフにチェックしてもらうことのできる専用サロンへ訪れてクイーンズヘナを体感してみるのも良いでしょう。
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