ペット共生型障がい者向けグループホームを運営するアニスピホールディングスの代表取締役社長・藤田英明氏についてご紹介します。藤田英明氏が描く福祉介護とペット共生の未来とは?ペット共生型グループホームのわおんについても詳しく紹介!人とペットのかかわりの重要性について知る人が増えてくれればと思います。
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アニスピホールディングス代表・藤田英明氏のプロフィール
まずは藤田英明氏のプロフィールを紹介します。
出身地 東京都(1975年11月生まれ)出身
出身校 明治学院大学社会学部社会福祉学科(専門は精神障がい者福祉)
日本で初めて「混合介護(介護保険と保険外サービスの組み合わせ)」を事業化 世界で多くのデイサービスセンター(約900施設)を開設
経歴
1998年から2003年まで、社会福祉法人の介護職員・生活相談員・事務長・理事等として従事。2003年、夜間対応型の小規模デイサービス(保険内と保険外を組み合わせた日本初の混合介護)を行う施設を埼玉県で起業。これまでにその事業モデルを北海道から沖縄まで全国に約900事業所を展開し「世界で一番多くのデイサービス」を開設。
障がい者の永続的雇用策として焼き鳥屋を開業するも、敢え無く失敗したことも。内閣府規制改革会議参画。首相公邸で講演。 現在は、高齢者を対象としたサービス付き高齢者住宅や訪問看護事業・病院や保育園の経営などを行いながら、動物看護師によるペット(犬・猫・亀・うさぎ・スナネズミ・鳥・カメレオンなどなど)の訪問介護・看護などのホームケアサービスを全国に展開。
さらに2018年からは「ペット共生型障がい者グループホームわおん」をレベニューシェア方式で全国に展開し、わおん事業所で保護犬・猫を保護し殺処分される命を1つでも減らし、同時に動物介在活動によって入居者の生活の質(QOL)の向上に取り組むと共に、入居者の一般企業への就職を推進し、社会保障費の削減に取り組んでいる。
現職
株式会社アニスピホールディングス(代表取締役)
医療法人杏林会(理事:総合病院)
株式会社けあらぶ(代表取締役:小僧寿しとの合弁会社)
株式会社トリプルダブリュー(顧問:排泄予知IoT「D-FREE」の開発会社)など
出版
1)図解でわかる介護保険ガイド(アニモ出版)
2)社会保障大国日本(幻冬舎)
3)介護再編(Discover21)など
メディア出演
NHKニュース7/NHK eテレ/テレ東WBS/日本経済新聞/読売新聞/J-WAVE/日経ヘルスケア/高齢者住宅新聞/介護ビジョンなど多数
講演実績
東京青年会議所/C-MAS全国大会/内閣府規制改革委員会/社会保障審議会介護給付費分科会/首相公邸/日本経営合理化協会/台湾貿易センターなど
藤田英明氏は介護福祉業界の風雲児と呼ばれるほど、様々な活動を続けています。講演やセミナーも多数行っており、介護福祉事業を始めようとしている方向けの内容のようです。 本の出版も行っているため、藤田英明氏の介護や福祉に対する考えを知ることができます。
アニスピホールディングスの事業内容
アニスピホールディングスでは、介護・福祉に関する様々な施設やサービスを運営しています。
わおん
保護犬と暮らす、ペット共生型の障がい者グループホーム事業。その他、精神科訪問看護ステーション、相談支援事業所などを展開しています。
にゃおん
ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」は、保護猫バージョン「にゃおん」としての展開も行っています。
ケアペッツ
ペットシッターサービス&看護サービスを全国で展開。すべてのサービススタッフが動物看護師の資格を取得しています。
犬塾
青山ケンネルスクールのノウハウをベースに、シャンプー・カット・しつけなどが学べる飼い主のためのスクールです。
株式会社キュワンシステム
障がい領域の運営管理・請求システムの開発・販売、動画・音声のAIによる解析及びAPIの開発・販売を行っています。
株式会社空き家活用研究所
障がい者グループホームをはじめ、介護・福祉事業用に使用する空き家物件の情報収集と物件提供、土地の有効活用提案を行います。
株式会社スマートフクシ
障がい福祉領域の総合人材サービス、サービス管理責任者を中心とした人材紹介およびキャリアコンサルティングを展開しています。
一般社団法人 サービス管理責任者協会
サービス管理責任者が自主的に加入し運営する、日本初のサービス管理責任者の職能全国団体です。
特に「わおん」はよく知られていて、保護犬・保護猫と暮らす、障がい者グループホームで、ペットケア設備と専門知識を持つスタッフによって実現した日本初のサービスとなっています。 動物による「アニマルセラピー」の力で人を癒し、快適に生活することを目標としています。
大事なのは、人と動物の両方がハッピーになること。入居者やスタッフも愛犬を連れてくることができるため、互いに安心して過ごすことができると思います。
「アニスピ」とは?
アニスピホールディングスの名前にも入っている「アニスピ」とは、「アニマルスピリット」の略です。 バリューである「ISSUE DRIVEN COMPANY」をさらに発展させ、「人間社会の諸問題を、事業を通じてロジックとアニマルスピリットで解決することによって成長する会社」と位置づけ、アニスピの名を社名に入れています。
アニマルスピリットは、人間が失いつつある動物としての感覚や本能のことと言えるでしょう。 動物の持つ動物らしさに敬意を払い、動物のような優れた感覚を取り戻し、それを経営のパワーに変えていきたいというのがアニスピホールディングスの願いです。
「わおん」の理念と目的
理念
人間福祉と動物福祉の追求(人間もハッピー・動物もハッピー)
目的
- 障がい者が安心して暮らせる「住まい」をつくる
- 保護犬猫の新たな「House」をつくる
- 障がい者が働く意欲を取り戻せる「きっかけ」をつくる
- ペットと一緒に入居できる障がい者に対する「合理的配慮」がある社会をつくる
- 動物介在活動と動物介在療法によって障がい者の「生活の質(QOL)」を向上させる
- 動物好きのスタッフによる良好な「人間関係」
- ペットと一緒に通勤できる「動物フレンドリーな職場」
- ハウジングファーストとオープンダイアローグの実践
- 医療にかかる「社会的コストを削減」する
- 障がい者が保護されるべき存在から「社会の担い手」に
- 「空き家」をフルに活用
- 殺処分される犬や猫を「1頭でも減らす」
ペットと生活することの重要性
障がいを持った方にとって、ペットを飼うことはハードルが高いです。障がいを持ったためにペットと暮らすことをあきらめる人も多くいます。 また、恒例の方は身体的能力の低下によってペットをお散歩に連れて行ってあげられないといったケースも多発しています。
ペットのための買い物や通院が困難になることがあるのです。
しかし、アニマルセラピーは障がい者や高齢者にとって様々な効果が期待されています。ハンデを背負った方でも動物と過ごせる環境を作ることで、精神的な安定、認知症の予防、怪我などの治療につながるのです。 アニスピホールディングスが運営するペット共生型の施設は今後も必要とされていくでしょう。
藤田英明氏が描く福祉介護とペット共生の未来
藤田英明氏は、大学で社会福祉学科に入学した18歳からかれこれ25年ものあいだ福祉に携わっています。 その中で、動物と障がい者グループホームを組み合わせた事業を全国に展開するようになり、大好きなペットがいる方々にベストな環境を提供しています。
「人間福祉と動物福祉の追求」という理念のもと「Issue driven company」(社会課題を解決することによって成長していく会社)を会社全体で目指しているのです。 人と動物は切っても切れない関係であり、互いに信頼し癒される関係を築けます。さらに「わおん」では保健所に預けられた犬を引き取ってお世話しているため、殺処分を減らすことができます。
海外では、アニマルセラピーによって医療費が数千億単位で削減できたという事実もあります。 日本の医療費削減、そしてハンデを背負う方も自分らしく自由に生きることができるような未来を、ペットとの共生で実現することができるでしょう。
まとめ
株式会社アニスピホールディングスと、代表の藤田英明氏についてご紹介しました。 藤田英明氏は10代の頃から福祉に携わり、全国に多くの事業所を展開し「世界で一番多くのデイサービス」を開設しました。
現在は、高齢者を対象としたサービス付き高齢者住宅や訪問看護事業・病院や保育園の経営などを行いながら、動物看護師によるペットの訪問介護・看護などのサービスも展開しています。
様々な事業を行い、介護福祉での人とペットの共生について日本で一番考えている人物です。
また、アニスピホールディングスではわおんやケアペッツなど様々な施設・サービスを運営しています。 「人間福祉と動物福祉の追求」という理念のもと「Issue driven company」(社会課題を解決することによって成長していく会社)を会社全体で目指しています。
今後も人と動物の未来のため、共生しやすいサービスや施設を展開していくことでしょう。