日本最大級のQ&Aサイトを運営しているオウケイウェイヴは、元代表取締役社長の松田氏がインサイダー疑惑で社長を辞任したことで話題になりました。
また、先日シンガポールのWowoo社への出資を延期するとも発表しました。
この2つの背景には、「反社」が絡んでいるのではないかと言われています。
出資の延期と社長を辞任した松田氏に何か関係があるのでしょうか?
そこで今回は、Wowoo社への出資を延期した理由から松田氏と反社の真実まで、オウケイウェイヴについて詳しくご紹介します。
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松田氏と反社との関係性は?

現在も、松田元氏が反社とつながっていて投資家を脅迫しているという噂が、ネット上で広がっている状況です。
具体的に脅しを受けたとし、松田氏を訴えようとしている個人投資家は、松田社長らの著書を見せられて松田社長とToken Newsの杉浦社長に直接会って勧誘を受けたと言います。
その際オウケイウェイヴは出資だけでなくWowooを立ち上げたと説明され、個人投資家は7000万円を投資したが大きな損失を出してしまいました。
個人投資家は松田氏に補填を要請したが全く対応してもらえないどころか、松田氏を通して反社の人物から脅されたと言います。
この時はオウケイウェイヴがWowoo社に出資をしていなかったという内容については実際には出資予定のため、出資できていなかったのは事実と言えます。
このことについてIRには記載されていなかったため、虚偽のIRを投資家に提供していたとされていますが、現在のIRには訂正が漏れていたことに対する謝罪と出資ができていない理由が明確に記載されているのです。
また具体的な例を含めた話は、明確な証拠が確認できません。
そのため松田氏を通して反社の人から脅されたという内容は単なる噂に過ぎず、確かな情報とは言えないでしょう。
さらに松田氏はインサイダー取引をしていた疑惑が掛けられており、社長を辞任したと噂されています。
インサイダー取引とは不公正な取引方法で、上場会社が会社の株価に影響を与える事実を知って、それが公表される前に特定有価証券などで売買を行うことです。
松田氏は自社の株を売却していたとして社長を辞任したのは事実ですが、松田氏の売却については会社としてインサイダー行為に当たらずに不当な利益を得る目的ではないと承認していました。
しかし売却後に外部の企業からインサイダー取引として抵触する可能性があると指摘があり、松田氏は社長を辞任しました。
社長を辞任した後は、子会社であるOKfincで戦略的パートナーとして引き続き役割を担う予定としています。

オウケイウェイヴとはどのような会社なのか

さて、オウケイウェイヴがどのような会社なのでしょうか。
ここでは、会社概要やオウケイウェイヴが行っているサービスの内容についてご紹介しましょう。
会社概要
オウケイウェイヴは1999年の7月に設立され、現在はOKWAVEという質問サイトの他に企業向けのFAQシステムを開発し提供しています。
本社を東京、西日本支社を大阪に置いていることから、大規模な会社だと分かります。
「互い助け合いの場の創造を通して、物心両面の幸福を実現し、世界の発展に寄与すること」を企業理念とし、ありがとうの思いを共有していくことが目的とされています。
サービス内容
サービス内容としては、日本最大級と言われているOKWAVEという質問サイトの運営や企業と生活者を結ぶFAQシステムの開発・提供です。
OKWAVEは日常生活で生じた小さな疑問から大きな悩みまで、サイトに投稿することで解決策を知っているユーザーが応えてくれる仕組みです。
OKWAVEでは些細な悩みや疑問を解決できますが、質問を投稿する方の中には知識を持っている方でないと回答できない質問もあります。
そんな一般のユーザーが回答できない質問には、各分野の専門家が答えてくれるOKWAVEPROFESSIONALというサービスで質問や悩みを解決へと導くのです。
法人向けのFAQシステムであるOKBIZは、問い合わせ管理システムや顧客参加型のサポートコミュニティーなどを行っており、様々な企業に提供しています。
また運営する質問サイトでの疑問や悩みを集約した書籍などを販売するなど、様々な媒体でQ&Aのノウハウを提供しています。
クラウド型カスタマーサポートツール「OKWAVE IBiSE v5.0」
「OKWAVE IBiSE v5.0」は、様々な情報コンテンツやFAQ(よくある質問とその回答)の更新を簡単に行える「記事管理」の機能と、お問い合わせ対応業務を支援する「チケット管理」の機能を備えたクラウド型カスタマーサポートツールです。
2021年5月にバージョンアップしています。
より手軽に社内ポータルサイトやFAQサイトを構築・運用できるようになっており、サイト上からの申し込みですぐに利用できます。
なぜWowoo社への出資を延期したのか?

シンガポールのWowoo社への出資を延期した背景には、「反社」が絡んでいるのではないかと噂になっています。
出資を延期したオウケイウェイヴとインサイダー疑惑で社長を辞任した松田氏には関係があるのでしょうか?
ここでは、Wowoo社への出資を延期した理由と反社の疑惑などをご紹介していきます。
Wowoo社への出資を延期した理由
平成30年の11月22日に、子会社であるOKfincを通じてのWowoo社への出資期限を延長していましたが、再度延長することでWowoo社と合意し契約を締結しました。
オウケイウェイヴがWowoo社への出資を延期した理由には、Wowoo社が拠点を置くシンガポールの方針で各銀行の対応の決定に進捗が無かったためとされています。
現在、海外の様々なところは法定通貨の他に仮想通貨を取り扱うことができますが、シンガポールでは銀行に暗号資産について法定通貨口座の対応が決定しませんでした。
本来は出資金を凍結される可能性が無く1月中に出資が完了することを見込んでいましたが、シンガポールの各銀行の決定に進捗が無く延長後の出資期限内に完了できなかったのです。
そのためWowoo社からの申し出により、出資期限を再度延長することになりました。
以前も出資者の出資金が凍結される可能性があるとして、出資期限を延期していました。

今のオウケイウェイヴはどんな状況なのか?

ここからは直近のIR情報を見ていきましょう。
経営成績
グループ全体で取り組む3ヵ年中期ビジョンを策定して、収益拡大のための施策やフィンティック事業の機能強化などを行っています。
2020年の6月では、利益を大きく牽引してきたフィンティック事業では、大口案件を受託できずに利益が上がりませんでした。
しかし各事業において、様々な対策をしてセグメントの変更などを行います。
財政状態
資産は移転などにより差し入れ保証金などの増加や証券業における預託金などの増加があるものの、売掛金の回収による減少や仮想通貨などの減少で前年度と比べると減少傾向にあります。
また負債や純資産についても同様に、減少傾向です。
財政状態を回復できるか、今後を見据えておきましょう。
連結業績予想など
連結業績予想等に関しては業績の揺れ幅が大きく見通せない要因があるため業績予想については開示していません。
しかしOKBIZなどのFAQシステムを行っているソリューション事業では、堅実に成長を遂げています。
新しいFAQシステムを開発し導入するなど、機能拡充も期待できます。
フィンティック事業に関しては、売り上げは前年ベースで維持しているため事業方針の見直しがされる予定です。
見直しがされた後の成長に期待しましょう。
オウケイウェイヴがメディアで掲載された内容
通販サイトの申し込みを増加させるコンバージョンアップFAQ運用サービスの提供をShowTalkと協業して開始しました。
Q&Aマーケティングソリューションの第一弾となるコンサルティングサービスで、会員登録とセールスチャットシステムを活用したコンサルテーションです。
オウケイウェイヴは長年OKBIZを始めとするナレッジソリューションを主にカスタマーサポート用途に提供していましたが、Q&Aマーケティングも重要だと考えたのです。
Q&Aマーケティングソリューションのラインナップを強化していく考えだとしているため、今後のソリューション事業に磨きがかかるでしょう。
まとめ

オウケイウェイヴは、日本最大級の質問サイトを運営していて子会社も設立されている大規模な会社だと分かります。
松田元氏についてネット上では様々な意見や噂がありますが、あくまで噂のため反社とつながっているという明確な証拠がありません。
反社とつながっている明確な証拠がない以上、噂の域を出ることはないでしょう。
「オウケイウェイヴは、摘発されるべき」とSNSで発言した山本一郎氏は、松田氏を悪者とした張本人と言えます。
山本一郎氏は事実確認がされてないことをSNSで松田氏に問いかけており、それを見た他のユーザーが松田氏は悪者だと多くの噂を立てたと考えられます。
噂はあくまで噂のため、明確な証拠が確認できるまでは信じないようにすると良いでしょう。
松田氏は現在もオウケイウェイヴの子会社であるマレーシアのOKfincの戦略的パートナーとして勤務しています。
このことから、縁の下の力持ちとして今も会社を支えていると言えるでしょう。
これからのオウケイウェイヴは、質問サイトでも仮想通貨でも様々な分野で躍進していく可能性があります。
これからのオウケイウェイヴは、どのように成長していくのか期待していきましょう。
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