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アキタフーズが元農水省へ現金提供?実態を調査

※本メディアはアフィリエイト等の広告を活用して記事を掲載していることがあります。本記事は企業へ取材を依頼し、取材費または試供品等をいただき記事を掲載しています。


今回は株式会社アキタフーズについてご紹介します。

アキタフーズの元代表が農林水産省大臣に現金を供与した疑いがありますが、会社では報道後にきちんと対応していました。
具体的にどのような対応がされているのでしょうか?

この記事ではアキタフーズの対応の詳細だけではなく、取り扱っている商品と口コミ評判についてもまとめています。
アキタフーズについて知りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社アキタフーズとは?

株式会社アキタフーズは卵の生産を行う会社です。
まずはどのような会社なのか、アキタフーズの企業概要や特徴からご紹介します。

アキタフーズの企業概要

1927年に創業したアキタフーズは、種鶏・孵化業を営んでいます。
広島県福山市と東京都新橋にそれぞれ本社を設け、新鮮な卵を消費者に提供し続けている会社です。
最新の生産技術や海外の技術も取り入れ、世界水準の衛生管理下で卵生産に関する工程を自社一貫体制で担っています。

アキタフーズの卵生産の特徴

アキタフーズでは、卵の生産に関する各工場と最高水準の衛生管理を構築するための研究室まで完備していることが最大の強みです。
ただ鶏卵を生産し、出荷する一貫体制ではなく、通常では外部事業に委託される種鶏の採取やヒナの孵化、成鶏の育成まで自社工場内で手掛けています。

ハイブリッド鶏を導入

卵を産む親鳥にもこだわり、世界で最高品質を誇るハイブリッド鶏を導入しています。
導入時も高度な検査を行い、病原体の侵入も抑えた上で安全な鶏を種鶏に迎え入れて有精卵が生産されているのです。
生んだ有精卵はふ卵工場に移され、孵化すると成鶏になるまで約4ヶ月間は育成農場で育てられ、採卵農場に移動すると産卵に適した環境の中で美味しい卵を産んでいます。
孵化や成長、産卵に必要な気温・湿度・空調などはコンピュータにより24時間体制で管理され、健康診断や各種検査も怠っていません。
また、あらゆる病原体をシャットダウンし、バイオセキュリティを徹底しています。

出荷までの体制も万全

アキタフーズでは、GPセンターと鶏卵センターを完備しています。
鶏が生んだ卵は人の手に触れることなくGPセンターへ送られ、HACCP原則に基づいて洗浄や消毒が行われます。
衛生を確保された上で卵はパッケージ化され、産卵翌日にお店へ並べるように温度管理が可能な抗菌仕様のトラックで鶏卵センターに運ばれます。
洗浄やパッケージ化、出荷の体制もきちんと整っているので、店頭に新鮮な卵を並べてもらうことが可能なのです。

自社研究所により世界基準の安全品質管理

自社にCAFラボラトリーズという自社研究所を構えています。
ここでは卵にとって脅威となるサルモネラ菌などの病原性検査や予防薬の開発研究などが行われています。
卵の安全や安心を確保するために、病原菌の検査が実施できる実験室を保有している会社は業界内ではアキタフーズだけのようです。
出荷前の検査分析でも自社で早期判定できる体制を整えており、もしもサルモネラ菌の感染などが起きても、迅速に対応し、感染を最低限に止める体制も整っています。

「元代表、農林水産大臣への現金供与」が報道された後の対応は?

アキタフーズグループの元代表である秋田善祺氏は、農林水産大臣に現金を提供した疑いがあります。

この報道でアキタフーズにマイナスなイメージがあるかもしれませんが、会社ではきちんと対応を講じていました。
報道の詳細を簡単に説明しつつ、アキタフーズがこの件で講じた対応についてご紹介します。

報道の詳細

2020年12月1日、アキタフーズのグループ元代表の秋田善祺氏、元農林水産省大臣の吉川貴盛氏に現金を提供していた疑いが報道されました。
さらに、複数の農林水産議員にも現金を受領したという疑いもあります。

現金を提供していた理由は、低迷する鶏卵業界の発展のためで自社の利益を図る狙いではないと元グループ代表は語っています。
この件は東京地検特捜部も把握していて、アキタフーズや農林水産省から話を聞き、捜査中の段階です。

アキタフーズの報道後の主な対応

元グループ代表は、同年7月にも河井克行元法相夫妻の買収事件の関係者として、特捜部から家宅捜索を受けました。
事態を重く見た元グループ代表は、8月5日付けでグループ代表を辞任しているので、現在会社との関わりは一切ありません。

そして、会社では新しい経営体制を整えるために、11月9日から外部から社外取締役と社外監査役を招き、経営刷新委員会を設置します。
さらに企業体質をより新しいものへと変えるために、元グループ代表は保有するアキタフーズの株式を売却しました。

そのため、元グループ代表にはアキタフーズの経営に関わる術も断たれています。
現在は代表取締役を務める岡本大介氏の元、法令に則り健全で誠実な企業経営を志し、今後も組織改革や体制の見直しに取り組んでいくことを宣言しています。

アキタフーズの商品とは

現在、アキタフーズでは「きよらグルメ仕立て」、「ほめたま」、「ビィータGOLD」の3種類を販売しています。
それぞれはどんな商品なのか、特徴を見ていきましょう。

きよらグルメ仕立ての特徴

きよらは、アキタフーズを代表する商品です。

標高900mの富士山の麓で赤鶏は、富士深層水と独自開発の飼料を与えられて育ちました。
鶏に富士深層水を与えている理由は、卵の75%は水分でできており、水の質が美味しさに関わるからとされているからです。

きよらはコクと旨味にこだわり、飼料の配合にもこだわっています。
調査研究では卵黄の資質が食感や旨味などに影響を与えることが分かり、新旨味原料を加えた特許取得の飼料を与えているのです。
飼料により卵黄の脂質は変化し、濃厚なコクと旨味がある卵はプロも絶賛する美味しさを誇ります。

ほめたま

ほめたまは鮮やかな黄身が特徴的で、料理に彩りを与えてくれます。

飼料に3種類の天然ハーブを混ぜることで、独特の臭みを抑えながら、旨味をプラスする工夫がされています。
加熱した時の色味や旨味は、同価格帯の卵よりも良いと日本食品分析センターの評価では評判です。

ビィータGOLD

赤卵のビィータGOLDは、富士山のバナジウムを豊富に含むミネラル水を与えた鶏により生産されています。

1個でビタミンAやビタミンB1など9種類のビタミンを摂取できます。
また、ビタミンDを含む栄養機能食品と認定されています。
さらにまぐろの赤身生や青魚に含まれるDHAとEPAもしっかり取ることが可能な卵です。

「きよらグルメ仕立て」の口コミ・評判はどう?

アキタフーズの代表商品であるきよらグルメ仕立ては、コクと旨味が強い卵です。

実際に食べた人はどんな感想を持っているのか、口コミ評判をいくつかご紹介します。

生のまま食べても生臭い感じがなく、美味しい卵です。黄身の味もしっかりします。
「おふとんをかけてください・・」の可愛いCMで興味を持って購入しましたが、手ごろな価格で美味しい卵かけご飯ができる卵はなかなかなく、重宝しています。
なお、オムレツやだし巻き卵にした時に、他の卵と大きな違いがあるかは私の舌にはわかりませんでした。
半熟卵、目玉焼きなど卵に味をつけずに食べてみると、うん美味しいな、と思います。
引用元:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R13W227Q1ZNPA0/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B071J4SNRG

CMをきっかけに商品の存在を知る人は多いようです。

お手頃な価格な上に、生でも調理しても美味しいと高評価していました。

一度、この卵に慣れてしまうと他の卵ではもの足りなく感じてしまうほどです。特に卵焼きやサンドイッチのタマゴサンドでの美味しさは、格別です。
引用元:https://km.tsite.jp/product/alcd/0000/j/4981099801500

一度食べると今まで食べていたものに戻れないという口コミも多いです。

特にシンプルに卵の味を感じる卵焼きや卵サンドなどがおすすめの調理法だそうです。

赤たまごで殻が比較的硬くて黄身も白身もしっかりしてるので、一般的なたまごに比べると少し値が張りますが、個人的には好んで買っています。
引用元:https://km.tsite.jp/product/alcd/0000/j/4981099801500

きよらはリーズナブルな価格ですが、やや高いと印象を持つ人もいます。

しかし、少し高くてもまた食べたい美味しさでリピーターを獲得しているようです。

まとめ

今回、アキタフーズについてご紹介しました。
渦中の元グループ代表は7月の家宅捜査をきっかけに辞任しており、さらに経営体制の刷新により保有株も手放しています。

そのため、今はアキタフーズの直接的な関わりはないと言えるでしょう。
また、社内では外部から取締役や監査役も招いており、今後不祥事が起きないように徹底する姿勢を見せています。
特捜部の捜査に対しても協力的なので、関係者にも適切に対応し、信用回復に努めていると想像できます。
肝心の商品ですが、アキタフーズでは親鳥の生産や与える飼料、水、環境、衛生面、安全性に徹底し、卵生産を行っていることが分かりました。
口コミでは他の卵では物足りない、調理しても生でも美味しいといった賞賛の声が多く、多くの人から愛されています。
今回の報道は元グループ代表個人の問題であり、アキタフーズの製品の品質や経営体制に一切関係ないため、偏見を持たずに一度商品を手に取ってみてはいかがでしょうか?